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ページ番号:243681

掲載日:2023年10月20日

令和5年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(須賀昭夫議員)

横断歩道における歩行者優先の意識づけについて

Q 須賀昭夫 議員(自民)

以前より非常に気になっていることですが、歩行者が横断歩道を渡ろうとしても車両が止まってくれず、特に信号に近い場所にある横断歩道などでは、停止するどころか逆に加速する車両もあり、非常に危険だと感じることがよくあります。
昨年の埼玉県内における交通事故死者数は104人でありましたが、その半数近い49人が歩行中に事故に遭い、亡くなられています。非常に悲しいことでありますし、それが自分の家族や友人であったらと考えると、いたたまれない気持ちになります。このような悲しい交通事故による死者の数を減少させるためには、歩行者の交通事故を防止することが不可欠です。
JAF(日本自動車連盟)が昨年実施した調査によりますと、信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止率において、埼玉県は34.5パーセントであり、全国平均の39.8パーセントを5.3ポイント下回り、全国順位も27位と低迷しています。この数字を見ますと、確かに私も3分の1程度の車両しか止まっていないと感じており、この調査結果とおおむね一致しております。これは私見ではありますが、横断歩道の手前で一時停止をしない運転者を見ていますと、そのルールをもともと知らない、あるいは忘れているように感じることも多く、改めて、横断歩道は歩行者優先であるということについて、しっかりと意識づけをしなければならないと考えます。
交通弱者である高齢者や障害者、また、私たちの大切な子供たちの命を守るために、何としても横断歩道の安全を確保しなければなりません。そこで、県では、横断歩道における歩行者優先の意識づけを図るため、どのような取組をされているのか、県民生活部長にお伺いいたします。

A 島田繁 県民生活部長

横断歩道は、歩行者の安全が最大限確保されるべき場所であり、議員御指摘のとおり、全ての運転者が歩行者優先の意識をしっかりと持つことが何より重要でございます。
また、歩行者側も、手上げなどで横断の意思を明確に示し、安全を確認してから横断することで、更なる事故防止に繋げることができます。
そこで、県では、運転者、歩行者双方に、ホームページやSNS、彩の国だよりなどで、横断歩道上の交通安全について、広く周知を図っております。
また、春と秋の全国交通安全運動の重点項目に「横断歩道における歩行者優先の徹底」を掲げ、県警察、市町村等と連携し、集中的に啓発活動を実施いたしました。
さらに、県政出前講座において、子供からお年寄りまで幅広く横断歩道における交通安全意識の醸成を図っております。
受講者からは、「横断歩道では歩行者がいるか必ず確認したい」「横断時の手上げの大切さがわかった」などの感想があり、事故の減少に繋がることを期待しています。
今後も、横断歩道における歩行者の安全確保に努めてまいります。

再Q 須賀昭夫 議員(自民)

運転者に対する歩行者優先の意識向上に向けた啓発に加え、歩行者に対しても、手挙げ横断などの啓発に取り組んでいるという御答弁でございました。私も、運転者、歩行者の双方に意識づけをすることは非常に大切なことだと思っております。
しかしながら、横断歩道における車の停止率が全国平均を下回っているという現状を踏まえますと、運転者に対して更なる意識づけを行うことが必要であると考えます。そこで、今後、運転者に対しどのように意識づけ、周知を図っていくのか、改めてお伺いいたします。

再A 島田繁 県民生活部長

更なる意識付けのためには、運転者の耳目に届く、効果的な周知を行うことが必要と考えております。
そこで、本年冬の交通事故防止運動では、多くの方が車で訪れる商業施設等でのキャンペーンや通勤時間帯を中心としたラジオCMなど、運転者に的を絞った広報を展開してまいります。
また、増加が見込まれる高齢運転者への対応として、来年度開設する高齢者講習施設において、運転シミュレータを活用し、横断歩道上の事故の危険性を体感いただく取組も予定しております。
横断歩道における運転者に対する歩行者優先の意識づけについて、今後も工夫して周知に取り組んでまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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