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掲載日:2023年10月20日
Q 須賀昭夫 議員(自民)
新DMO事業本部長の登用によって県DMOが強化されるのは、本県の観光振興にとって大きな前進ですが、忘れてはならないのは、観光誘客に取り組んでいるのは本県だけではないということです。
例えば、千葉県には東京ディズニーリゾートがあり、神奈川県には箱根や鎌倉といった観光地があります。目を北に転じれば、栃木県には日光、群馬県には草津や伊香保のような名だたる温泉地があります。
先ほども述べましたが、本県にも川越や秩父、長瀞、そのほかにも魅力的な観光地が数多くあります。しかし、観光誘客のライバルとなる他都県と闘っていくためには、本県の強みをしっかりと認識し、その強みを最大限に生かすことが大切であると考えます。
そこで、観光における本県の強みは何か、それを生かした観光施策にはどのようなものがあるのか、知事にお伺いいたします。
A 大野元裕 知事
本県は、秩父の芝桜や日高の曼殊沙華など季節を彩る花々や長瀞の岩畳、氷柱が作り出す幻想的な景観など、自然の魅力にあふれています。
それのみならず、江戸情緒を残す川越の街並みや、国の特別史跡である埼玉古墳群、ユネスコ無形文化遺産の「山・鉾・屋台行事」に認定をされた「川越まつり」や「秩父夜祭」など、全国に誇る本県ならではの財産は、ライバル県の観光名所に決して劣るものではないと思っています。
また、「味は狭山でとどめさす」と言われる日本3大銘茶の狭山茶や、荒川や利根川の伏流水によって醸された各地の地酒に加え、日本野菜ソムリエ協会の品評会で最高金賞を受賞した梨や県オリジナル品種のいちごなど、本県は宝が多くあります。
都心から概ね1時間で来られることに加えて、こうした極めて魅力的な観光資源が海以外は全てそろっていることが本県の最大の強みであると考えております。
東京から近いのみならず、東京発の7路線の新幹線のうち、6路線が埼玉を経由している等の特に交通の利便性が高い点を生かしてまいりたいと思っています。
例えば今年度は、都内に滞在する外国人旅行者を本県に呼び込むため、県DMOに「埼玉観光サポートデスク」を設置し、「Just North of Tokyo」を前面に打ち出して誘客を進めております。
先月19日には、「埼玉県インバウンド・キックオフミーティング」を開催し、私から都内ホテルのコンシェルジュやあるいは観光事業者に対し、東京から日帰りで楽しめる本県観光の魅力をPRし、遠いところは考えず、埼玉に来てほしいと強く訴えました。
参加者からは「都内から近いというのは大きい。アクセスの良さや多彩な観光資源を外国人旅行者に推していきたい」との評価を頂きました。
自然や歴史、文化など多彩な観光の魅力に恵まれ、首都圏からアクセスが良いという本県の強みを生かし、更なる観光振興の取組を進めます。
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