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掲載日:2024年8月22日
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鶴ヶ島市の伝統行事である「脚折雨乞」は4年に一度行われる江戸時代から続く降雨祈願の伝統行事で令和6年8月4日(日曜日)に開催されました。新型コロナウィルス感染拡大の影響により令和2年の開催が中止されたため、平成28年に開催されてから8年振りの開催となりました。
現在の鶴ヶ島市一帯は昔から畑作地帯であり、大きな川も無く水の確保が重要な問題でした。そこで、日照りのときに脚折の雷電池(かんだちがいけ)のほとりにある脚折雷電社 (すねおりらいでんしゃ)の前で雨乞いを祈願すると、必ず雨が降ったと伝えられています。昭和51年に市指定無形文化財に指定され、平成9年に県選択無形民俗文化財、平成17年には国選択無形民俗文化財に選択されました。
「脚折雨乞」で使われる「龍蛇(りゅうだ)」は、麦わらと孟宗竹・荒縄によって作られており、長さ36メートル、重さ約3トンもあります。雨乞行事当日の出発前の入魂の儀により「龍神」となり、300人の男たちが雷電池までの市内約2キロメートルを担いで練り歩き、雷電池に入り「雨降れたんじゃく、ここに懸かれ黒雲」と必死に叫んで雨を祈りました。最後、龍神を解体する際に、頭にある金色の宝玉を300人の男たちが取り合うその様は圧巻でした。
龍神渡御(りゅうじんとぎょ) | 御神水献注(ごしんすいけんちゅう) | 龍神池入り |
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