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掲載日:2024年12月27日

令和6年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(東山徹議員)

商工業の振興-中小製造業の採用機会拡充への取組-

Q 東山徹 議員(自民)

中小企業では、専門技術を学んでいる地元工業高校の生徒採用を強く望んでいます。そこで、中小製造業の採用機会の拡充を目的に、また、就職後のミスマッチを防ぐ観点からも、インターンシップ制度を授業の単位として更に広く導入することが必要と考えます。特に、製造業を主とした方々からの要望が多く出ております。
また、工業高校との接点が少ないためコネクションが築きづらく、コミュニケーション不足から採用時にミスマッチが起きているとも言われているため、工業高校と企業の定期的な意見交換の場を充実させるべきと考えますが、教育長の御所見を伺います。
また、県内にある大学と企業とのインターンシップをはじめとした連携が図れるよう、県の施策を一層充実すべきと考えますが、産業労働部長の御所見を伺います。
さらに、企業ガイドなどを充実させ、新たな取組も行っていただいており、マッチングの入り口として可能性を感じるものであります。市町村の取組もそうでありますが、閲覧可能な情報発信という形になっており、もっと企業と学生が双方向のやり取り、意見交換ができるような取組、AIも活用しながら、より学生の思いに応えられる取組も可能かと感じますが、産業労働部長のお考えを伺います。

A 日吉亨 教育長

私自身も、企業の方々とお会いした際に、中小企業をとりまく状況や就職後のミスマッチについて伺うことがあり、生徒や教員が、企業への理解を深めることは、大変重要と考えております。
現在、工業系の学科のある専門高校において、インターンシップを実施しているのは、15校中、13校であり、県では残り2校についても、実施について、働き掛けてまいります。
また、13校のうち、単位として認定しているのは、県立熊谷工業高校のみであり、その他の学校は、実習における授業の一部や、学校行事として実施しております。
議員お話しの、インターンシップを単位として認定することにつきましては、より生徒の参加数を増やし、達成感を高めるなどの効果があると考えます。
今後は、インターンシップの実施方法ごとにメリットなどを整理して、各学校に周知してまいります。
また、県では、令和5年度から、年間2回、企業経営者等と進路担当教員による意見交換会を設け、相互理解を図っております。
今後は、中小製造業をはじめ、参加する地元企業や教員を増やすなど、更なる充実に努めてまいります。

A 目良聡 産業労働部長

県では、昨年度、学生がスマートフォンでインターンシップ受入企業を簡単に検索できるように埼玉県企業ガイドを改定しました。
また、毎年10月に「県内企業と大学との交流会」を開催するとともに、企業の採用説明会が解禁される3月には「ジョブフェス埼玉」を開催し、県内企業100社と学生の出会いの場を提供しています。
現在、県内の大学が実施するキャリア教育プログラムに県内企業が参加できるよう働き掛けを始めたところでもあります。
県としましては、とかく都内の企業に目が向きがちな学生に、県内にもいい企業が多くあることを知ってもらう、目を向けてもらうことが重要と考えており、大学と企業の更なる連携が図られるよう取り組んでまいります。
次に、学生の思いに応えられる取組についてです。
「ジョブフェス埼玉」では、企業と学生が対面で説明や質疑応答を行っていますし、今年度は新たに、県のメタバース「バーチャル埼玉」において、学生と企業の担当者がアバター同士で交流する企業説明会を開催しています。
相互に意見交換できる取組は、学生が企業の理解を深められることから、ミスマッチによる早期離職を防止する上でも効果的と考えています。
今後は、御提案のAIの活用も含め、双方向性の高い仕組みを検討しながら、学生の県内企業への関心を引き出してまいりたいと考えております。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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