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掲載日:2023年10月20日
Q 渡辺聡一郎 議員(自民)
埼玉県では、平成12年から小児2次救急輪番制が始まり、公的支援の中で輪番制が維持されてきましたが、今般のコロナ禍により病院の業績が悪化し、輪番制も厳しい状況に立たされております。
小児救急の特徴として、初期救急と2次救急を見分けることは難しく、急に症状が悪化し、重篤化する場合が多々あります。私が話を伺った小児2次救急輪番病院においても、実際には2次救急だけでなく、初期救急の対応もされているのが現状です。しかし、少ない人員の中で苛酷な状況が続いているため、夜間や休日の初期救急に対応することが困難となっています。
医療の空白時間があることに、多くの子育て世代の方々から不安の声を頂きます。現在、県と市町村から輪番制の維持のための補助が1日6万円出ておりますが、2次救急輪番にはその倍のコストがかかり、慢性的な赤字運営が続いております。
子供医療費の助成の拡大は大変重要なことですが、小児医療そのものに対しても支援を行わなければ、質の高い医療を維持できず、真に子育てしやすい環境は実現できないと考えます。今後の小児救急の体制を強化していくために、更なる財政支援が必要ではないかと考えますが、保健医療部長に見解をお伺いいたします。
A 表久仁和 保健医療部長
県では、夜間や休日に小児救急患者の診療を行うための輪番病院に対して、最大60,930円の運営費補助を市町と連携して行っております。
管内の市町が上乗せして補助しているところもあり、例えば、白岡市、宮代町を含む輪番地区では、県補助金と合わせて最大80,000円を補助しているところです。
県補助金の額を増額することは現時点では難しいですが、市町村とともに、輪番病院の負担状況を把握し、輪番体制の維持・充実に向けた検討を行ってまいります。
再Q 渡辺聡一郎 議員(自民)
このままの状況では、小児救急の現場の疲弊というのは増すばかりだと思います。やはり公共インフラとも言える小児救急、これを支えていくには、やはり公共の支援が必要だと思います。誰一人取り残さない政治、これを掲げる知事の政治姿勢に立脚をして、小児2次救急への財政的な支援の拡大について検討する機会を設けられないか、改めて再質問いたします。
再A 表久仁和 保健医療部長
小児救急の輪番病院に対する県の補助額については、国が定めた基準単価となっております。
その額に、県が更に上乗せすることは、現時点では難しいと考えておりますが、輪番病院にヒアリングするなどその負担状況を把握するとともに、市町と連携しながら、輪番体制の維持・充実に向けた検討を行ってまいります。
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