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ページ番号:218875
掲載日:2022年7月7日
文教委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、議案4件であります。
以下、これらの議案に関して行われた主な論議について申し上げます。
まず、第101号議案について、「新たに開校する児玉高等学校及び飯能高等学校の特色はどのようなものか。また、地元の理解が得られ、統合して良かったと思われるように、今後どのような教育を行っていくのか」との質疑に対し、「児玉高等学校は、普通科、農業科、工業科の3科を併置する県内初の高校で、複数の学科の生徒が共通の課題に取り組むことで、生徒同士が考えを深め合って成長することが期待できる。飯能高等学校は単位制の導入により、大学進学を中心とした生徒たちの進路希望に応じた多様な選択授業を展開する。統合する両校が、これまで築いてきた魅力を結集、発展させ、地域との協働を更に深めて地域に貢献し、信頼される学校にしていきたい」との答弁がありました。
また、「新校の校名はどのようなプロセスで決めたのか。また、少子化が進む中で学校の統廃合は避けられないと思うが、今後県内で統合があった場合に、今回と同じプロセスとなるのか」との質疑に対し、「地元関係者などで組織する新校準備委員会において、校名のアイデア募集の方法について検討を行い、県民からアイデアを募集した。その後、同委員会で協議を重ね、その意見を踏まえ、県教育委員会で慎重に検討を行った。最終的には、地域に根ざし永く愛されるように、また、生徒募集の際に分かりやすいようにという視点から校名を決定した。今後も基本的には同様のプロセスで決定したい」との答弁がありました。
このほか、第91号議案及び第100号議案についても活発な論議がなされ、第102号議案については、執行部からの詳細な説明をもって、了承した次第であります。
以上のような審査経過を踏まえ、本委員会に付託されました議案4件について採決いたしましたところ、いずれも総員をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
次に、所管事務の調査として、「埼玉県におけるGIGAスクール構想の状況について」質問が行われました。
その中で、「市町村間におけるICTの活用状況の差を埋めるために、各市町村との情報共有や連携をどのように行っているのか」との質問に対し、「教員や市町村教育委員会の職員を対象に、情報の共有、課題解決に向けた協議の場を設定し、教員の活用能力の向上に取り組んでいる。今後は、優れた取組を行っている市町村の授業の内容を公開して共有したり、市町村の個別の要請に応じたオーダーメイド型支援を行うなど、全体的なレベルアップが図れるように努めていきたい」との答弁がありました。
また、「本県のGIGAスクール構想に対して、教育長はどのように考えているのか」との質問に対し、「本県のGIGAスクール構想の目指すところは、児童生徒一人一人の学習状況に応じた、個別最適化された学びを積極的に展開することである。また、ICTを活用することにより、物理的な距離や空間を超えて世界とつながる学びができるようになる。世界的な課題の解決に向けて、子供たちが世界の様々な人たちと協働し、コミュニケーションを図りながら学べるような環境が整っていくものと考えている」との答弁がありました。
なお、当面する行政課題として、「指定管理者に係る令和3年度事業報告書及び令和4年度事業計画書について」並びに「令和4年度における指定管理者の選定について」の報告があり、種々活発な論議がなされましたことを申し添えて、本委員会の報告を終わります。
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