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掲載日:2017年12月10日
日時 |
第1回 平成29年11月30日(木曜日) 13時30分から15時30分 |
第2回 平成29年12月8日(金曜日) 13時30分から15時30分 |
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場所 |
埼玉県男女共同参画推進センター(With You さいたま) |
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参加者 |
51人 |
38人 |
【第1回】11月30日 木曜日 講義&事例発表
講師:吉田紗栄子さん(NPO法人高齢社会の住まいをつくる会理事長・一級建築士)
事例発表:百石美貴さん
バリアフリー建築の先駆者・吉田紗栄子さんから、高齢になっても、障害を持っても、住み慣れた場所で居心地のよい快適な生活が続けられる家を設計(改築、改修)するためのさまざまな工夫、アイデアをお話しいただきました。
吉田さんは、1964年のパラリンピックで学生ボランティアをした際、外国人選手が、施設や病院ではなく、バリアフリーの家に住んでいることを知り、そこから、バリアフリー住宅に関心を持ったと言います。お話しのなかでは、「障害者は高齢者の水先案内人」と提起され、障害がある人たちの暮らし方に学びながら、高齢期にも、それぞれの人が、自分にあった暮らし方をつくっていけると話されました。
また、事例発表では、新座市在住で脳性麻痺を持つ双子のお子さんと暮らしている百石美貴さんから、障害がある子を地域で育てていく経験をお話しいただきました。
百石さんは、子どもたちとの暮らしのなかで、家探しから改修、引越しや生活をサポートする仲間たちとの出会いがあったと話されました。
【講師プロフィール】
1943年生まれ。日本女子大学住居学科卒業。1964年の東京パラリンピックに日本赤十字語学奉仕団として参加。以来、身体障害者・高齢者と建築との関わりをテーマに、住宅、福祉施設等の設計に従事。住まう人の個性を反映し形にする中で“高齢である”“障害がある”ということも大切な個性と考える。
【第2回】12月8日 金曜日
講師:川合千那未さん(全国障害学生支援センター運営スタッフ)
現在、全国障害学生支援センターで、大学の障害学生に対する支援情報を集め、発信する活動をしている川合千那未さんから、ご自身の小・中・高校、大学時代の生活、そして、介助者を入れながら一人暮らしを送っている現在までの経験について、対談形式でお話しいただきました。
川合さんは、母のサポートを得ながら普通学校に通われた中で感じてきたことや、母の元を離れ、一人暮らしをしていくまでの道のりを、笑いを交えながら話されました。また、同世代の人にもまれたり、助けを求めたりしながら、経験を重ねてきたなかで、障害がある子どもたちが、当たり前に、人にもまれる経験を重ねることが重要だと気づいたと言います。川合さんは、障害がある子どもたちが、不自由を感じない社会の仕組みづくりをしていきたいと話を結ばれました。
【講師プロフィール】
1990年生まれ。埼玉工業大学卒業。小学校から大学まで普通学校で通った経験からインクルーシブ教育に関心がある。
障害の有無にかかわらず、幼少期から同じ地域で共に学ぶことが重要だと考えている。2015年より『障害をもつ友達(クラスメイト)が当たり前にいる教室』を目指して活動中。
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