With You さいたま > 講座・イベント > 講座終了報告 > 平成29年度 > 平成29年度男女共同参画週間イベント「私たちの声を社会へ~世界の潮流と日本の課題~」
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掲載日:2018年3月31日
日時 |
平成29年6月24日(土曜日)13時30分から16時 |
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場所 | 埼玉県男女共同参画推進センター(With You さいたま) |
参加者 |
90人 |
男女共同参画週間(6月23日~29日)に合わせ、女性の政治参画をテーマに、三浦まりさん(上智大学法学部教授)を招き、「私たちの声を社会へ~世界の潮流と日本の課題~」と題した講演会と、参加者同士でのグループワーク(意見交換会)を開催しました。
講演会では、はじめに、日本の衆議院議員の女性比率は9.3%で、世界平均の23.4%からは大きく隔たりがあり、193か国中164位と非常に低くなっていることが紹介されました。また、ここ20年の間に、世界では、政治分野の男女共同参画を進めるためのクオータ制の導入が進み、現在では120か国以上が、クオータ制を施行しているとの話がありました。三浦さんは、一般的に、「女性議員が少ないことの何が悪いのか」という問いかけがあることを紹介しながら、有権者の約半数は女性であることを考えれば、議員のなかに女性が圧倒的に少ない現状は問題があるとし、女性議員比率は、民主主義のバロメーターとなりうるという考えを示されました。同時に、現状では、女性は、経済的な壁や家族の壁、文化の壁、心理的な壁などが背景となって、議員に出馬しにくい傾向があると同時に、現状の男女のジェンダー規範が、女性がリーダーシップをとることに不利に働いていると話されました。さらに、後半では、現在、世界の潮流となっている「パリテ(=同数を意味するフランス語)」という考え方が紹介され、パリテ議会(男女同数議会)の実現は、議会の多様性を進め、透明性を高める好機となると締めくくられました。
グループワーク(意見交換会)
後半の参加者同士での意見交換会では、3回にわけてテーマごとに意見交換を行い、講演で印象に残ったこと、女性や若者が議会に少ないことは問題か、社会をよりよくするためにどうするか、議員に声を届けるためにどうしたらよいか、といったテーマで話し合いを行いました。参加者は大学生から、一般の社会人、地域活動をしている方など幅広く、はじめて会った方同士で、さまざまな意見が交わされていました。
テーマ1
今日の講演で印象に残ったことは?
女性や若者が議会に少ないことは問題?
テーマ2
社会をよりよくするために、何かひとつ変えるとしたら、どこを変える?どうして?
なぜ自分にとって大切?みんなにとっても大切?
テーマ3
議員に声を届けよう!でも、どうすればいい?
誰に会えばいい?どうしたら会える?
どうしたら気にかけてくれる?
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