With You さいたま > 講座・イベント > 講座終了報告 > 平成29年度 > DV防止フォーラム2017「モラル・ハラスメント配偶者にであったら」
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掲載日:2018年3月31日
日時 |
平成29年11月19日(日曜日)13時から16時 |
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場所 | 埼玉県男女共同参画推進センター(With You さいたま) |
参加者 |
96名 |
11月12日~25日の「女性に対する暴力をなくす運動」の期間には、全国で、女性に対する暴力の根絶のための様々な取組がされています。
当センターでは、この期間にあわせ、DVの実態と対策について広く知っていただくため、例年「DV防止フォーラム」を開催しています。
今年度は、「モラル・ハラスメント配偶者にであったら」というテーマで、家庭でのモラル・ハラスメントの実態や精神的影響、そして対抗する場合の法的な制度等について、当事者、心理的サポーター、そして法的サポーターとして、それぞれの分野に詳しい方にお越しいただき、お話を伺いました。
夫からのモラル・ハラスメントの被害者でもある「家庭モラル・ハラスメント」著者の熊谷早智子さんから、御自身の経験などを元にモラル・ハラスメントについての講演がありました。
それを受け、被害者を支援する立場から、心理的サポーターとして精神科医の白川美也子さん、そして法的サポーターである弁護士の黒田典子さんにモラル・ハラスメント被害者の方の置かれた状況や対処法について、それぞれの立場から「ミニ講座」としてお話いただきました。
講師の皆さんのモラル・ハラスメント被害者に対する思いが伝わるような、充実した内容の講座となりました。
黒田さんの説明の様子 |
説明をする白川さん |
第1部の講演やミニ講座を受け、参加者から出た質問に答える形で進行しました。そして最後には講師の皆さんから一言ずつお言葉をいただきました。
熊谷さんからは、周囲も「被害者と周囲はあくまでも対等」という前提にたって、被害者に接していくことが大切という話がありました。
白川さんからは、被害者の精神的なケアに当たっては、安心・安全な環境で、「自分で自分をコントロールし、自分を大切にしていくこと」を学んでいくことが必要という話がありました。
黒田さんからは、弁護士として加害者と接する中、ほとんどのDV加害者は、「自分こそ被害者であり、例え加害行為を行っていても自分には非はない」という認識でいるために、関係改善に向けた交渉をしようにも難航することが多いということが語られました。
シンポジウムの様子
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