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掲載日:2024年12月27日
Q 武田和浩 議員(民主フォーラム)
本県は今年度、新たな助成事業、医学的・整容的・心理社会的支援を用いて外見の変化を補完し、外見の変化に起因するがん患者の苦痛を軽減するケアとして、アピアランスケア用品の購入に対して市町村助成額の2分の1を上限5,000円にて補助することにしております。現在、32市町村が助成事業を行っておりますが、日本人が一生のうちにがんと診断される確率は男性が62.1パーセント、女性が48.9パーセントと非常に高く、全市町村で助成事業が開始できるよう県として指導を行うべきと考えますが、いかがでしょうか。
また、助成事業を行っている市町村を見ると、ウィッグのみなど助成対象となるものに違いがあり、医療用ウィッグ、補整下着、人工乳房、胸部補整具などが対象となるようです。がん患者の経済的負担の軽減を図るためにも、働き掛けは重要と考えますが、保健医療部長の御見解をお伺いいたします。
A 表久仁和 保健医療部長
県では、アピアランスケア用品の購入に対する補助事業の開始に伴い、市長会や町村長会において各市町村長に事業の活用をお願いしたほか、市町村担当者向けの説明会などを開催いたしました。
今年度は新たに19の市町が助成を開始し、現在は32の市町が実施しております。
また、来年度以降の実施を検討している市町村もあると伺っております。
県の補助対象につきましては、ウィッグのほか補整下着や人工乳房等も助成対象としておりますが、議員御指摘のとおり、助成対象を「ウィッグのみ」としている市町もございます。
市町村における助成対象の充実については、市町村担当者がアピアランスケアへの理解を深めていただくことが大切です。
このため、県では、市町村担当者等を対象に、がん診療連携拠点病院の協力を得て、補整下着や乳房補整具、ウィッグ等の現物を提示したアピアランスケアの情報交換会なども開催しております。
今後も、会議や情報交換会などの機会を通じて、助成制度の創設や助成対象の充実について市町村に働きかけを行ってまいります。
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