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掲載日:2023年10月20日
Q 長峰秀和 議員(自民)
先ほどの環境科学国際センターの利用者数は、コロナ禍の影響を受け年度目標未達となったと聞いております。先日、この環境科学国際センターに行き、敷地内にある様々な施設を見学してまいりました。同センターの持つ機能の多面性と専門性の高さが実感でき、埼玉県においての環境科学の中核機関であることが実感できました。
この環境科学国際センター利用者数は、環境基本計画の比較指標としては大切ですが、一方でこの利用者数を含めて同センターの機能を利用した方々の人数も重要です。すなわち、コロナ禍においてリモートで同センターの環境学習の支援を受け、環境についての気付きを受けた方々がたくさんいるのではないでしょうか。
オンラインセミナーや出前講座など、同センターが県内各地に出向くなど環境学習の機会を創出し、支援しながら環境についての意識啓発を図っていくことは、今後のカーボンニュートラル、サーキュラーエコノミー、ネイチャーポジティブの推進のために重要です。このような環境に関しての人づくりについて、環境部長の御所見をお願いいたします。
A 細野正 環境部長
議員に御視察いただきました環境科学国際センターは、環境を正しく理解し行動する、いわゆる「環境に関するひとづくり」に大変重要な役割を果たしています。
センターでは、展示館「彩かんかん」や生態園を活用して、小学生の校外学習や親子連れの来館者などが直接環境問題について「見て、触れて、感じて、考える」場を設けています。
また、講演会やセミナーの開催などにオンラインを導入するとともに、各地での出前講座の実施により、多くの県民へ環境学習の機会を提供しています。
さらに、県内の工業高校と連携し、熱中症予防の目安となる暑さ指数を簡易に測定できる測定機の共同製作を通じて、高校生の環境意識の向上につなげています。
加えて、地域での環境活動のリーダーとなる人材を育成するため、環境問題全般について幅広く知識や活動手法を習得していただく「彩の国環境大学」を開講しており、これまでに1,930名の修了生を輩出しています。
こうした環境大学の修了生などを対象に「環境アドバイザー」登録制度を設け、各種研修会で講師の役割を担ってもらうなど、地域での環境学習の輪が広がっています。
今後とも、センターが環境学習の中核となって、子供からシニアに至るあらゆる人を対象に環境に関する人づくりを進め、持続可能な埼玉の実現に取り組んでまいります。
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