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掲載日:2023年10月20日
Q 長峰秀和 議員(自民)
埼玉県では、SAITAMAロボティクスセンターでの研究開発手法としてオープンイノベーションを掲げてきました。オープンイノベーションとは、自社だけでなく他社や大学、地方自治体など異業種・異分野が持つ技術やアイデア、サービス、ノウハウ、データなどを組み合わせ、製品開発につなげる手法です。
しかし、実証フィールドでの試験結果など製品開発の過程において得られた研究データの取扱い、相互の技術情報の公開などについては、一定のルールが必要です。さらに、SAITAMAロボティクスセンターがロボット開発の拠点としてオープンイノベーションを創出する機能を果たしていくためには、例えば、各分野に精通したコーディネーターの採用などが考えられます。
SAITAMAロボティクスセンターにおけるオープンイノベーションの進め方について、産業労働部長の御見解をお聞かせください。
A 目良聡 産業労働部長
ロボットの開発には本体の素材、動力、センサー、それらを制御するためのシステムなど、多岐にわたる分野の先端技術が必要となります。また、市場に受け入れられる開発とするためには、ロボットを活用するユーザー側のニーズに耳を傾けることも重要です。そのため、複数のロボットメーカー、システム開発企業、研究機関並びにユーザー企業などが参画して様々な知見や技術を結集するオープンイノベーションの手法が有効と考えております。
そこで、(仮称)SAITAMAロボティクスセンターには、個人や企業が交流したり共同で作業ができるコワーキングスペースや貸し研究室、技術相談室など、連携して開発を進められる施設を整備してまいります。そして、コーディネーターを活用しながらセミナーや研究会などのイベントを数多く開催し、多様な主体による対話の機会を創出することで、オープンイノベーションを生み出してまいりたいと考えております。
また、議員御指摘のとおり、共同開発においては様々な権利関係が生じますので、知的財産の専門家による助言が必要に応じて受けられる体制にもしてまいりたいと考えております。
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