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掲載日:2023年10月20日
Q 長峰秀和 議員(自民)
今月に公開された令和4年度における第5次環境基本計画進捗状況について質問いたします。
第5次環境基本計画で掲げられている29の施策・指標について、令和4年度実績の評価が行われました。このうち、年度目標のうち未達の指標は、森林の整備面積、県産木材の供給量、民有林地の路網密度、生物多様性の認知度、生活排水処理率、環境科学国際センターの利用者数です。
この中で森林の整備面積は、カーボンニュートラルに向けて森林の二酸化炭素吸収の効率性維持や、ネイチャーポジティブに向けて間伐や針広混交林化による生物多様性の改善などの視点から、大変に重要な点です。また、生物多様性の認知度は、ネイチャーポジティブに直結する指標です。
こうした重要な指標が未達であることについてどのように対応していくのか、環境部長にお伺いいたします。
A 細野正 環境部長
第5次環境基本計画は、カーボンニュートラルやネイチャーポジティブに向けた動きを踏まえて策定しており、施策の進捗状況を分かりやすく、かつ客観的に示すため、29項目の指標を設定しています。
計画を着実に推進していくためには、この指標を活用して、PDCAサイクルに基づいて取り組むことが重要です。
計画初年度の令和4年度の実績においては、議員御指摘のとおり、29項目のうち6項目について、年度目標値を下回る結果となりました。
一例を申し上げますと、「生物多様性の認知度」につきましては、令和4年度の実績値が67.2パーセントと、年度目標値の70パーセントに達しておらず、その要因としては、県民へのわかりやすい情報発信が十分でなかったものと考えております。
今後の対応としては、目標値に達しなかった要因を関係部局などと丁寧に検証し、的確な対応策を検討してまいります。
再Q 長峰秀和 議員(自民)
未達成の各指標達成に向けて努力していくという姿勢は分かりました。
しかし、一方で特にカーボンニュートラル、サーキュラーエコノミー、それからネイチャーポジティブとの因果関係がある未達成指標については迅速に改善すべきと考えますが、こうした視点から環境部長にもう一度答弁をお願いいたします。
再A 細野正 環境部長
これからの環境行政の針路は、カーボンニュートラル、サーキュラ―エコノミー、ネイチャーポジティブが主要な柱になると考えています。
そうした意味では、これら3項目に深い関連がある指標が目標を下回っているということは憂慮すべきことと認識しています。
改善に向けては、関係者や専門家などの御意見をお聞きするとともに、早急に要因を分析した上で、対応策を講じ、目標の達成に努めてまいります。
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