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掲載日:2023年10月20日
Q 長峰秀和 議員(自民)
今週の9月25日に元荒川水循環センターに一期生同期で見学に行き、試作中の下水汚泥肥料を拝見いたしました。
元荒川水循環センターでは、下水汚泥に堆肥種を混入した後、40日間かくはんを繰り返しながら熟成させるという方法で試作されています。見学用に準備いただいた5日前搬入の生汚泥のにおいは期待した以上に強烈でしたが、試作中の下水汚泥肥料は大幅ににおいが緩和され、残りの時間が経過することで一層肥料化が進むと確信できる状態でした。
今年度は試作と併せて本格的な製造に向けた検討を行うと聞いていますが、現状と今後の見通しについて、下水道管理者に伺います。
A 山﨑達也 下水道事業管理者
下水道局では、下水汚泥の肥料利用の取組の一環として、桶川市の元荒川水循環センターにおいて堆肥の試作に取り組んでおります。
今年度、県北部の3つの流域下水道を対象に、下水汚泥を用いて堆肥を試作することとしており、現在、利根川右岸流域下水道の汚泥で進めております。
今後、年度末までに荒川上流流域下水道及び市野川流域下水道の汚泥についても試作を行い、成分の分析や安全性の確認を予定しております。
これらの結果を農家の方々に広くお知らせするとともに、試作した堆肥を実際に利用いただくため、肥料登録などの準備を進めてまいります。
また、今年度、本県の実情にあった下水汚泥堆肥化の事業スキームの検討を開始いたしました。
現在、各水循環センターの周辺環境等の調査のほか、農林部とも連携し、JAや農家などへのヒアリングによるニーズの調査を進めております。
本格的な製造に当たりましては、一定規模の汚泥を安全かつ安定的な品質で堆肥化できるかなどが課題として考えられます。
そのため、本格製造時の規模や製造方法を見据えた調査、品質管理計画の検討を行い、これらの結果を踏まえて事業スキーム、施設の設置場所や規模等の事業方針を取りまとめてまいります。
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