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ページ番号:231784
掲載日:2023年3月17日
総務県民生活委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、議案8件及び請願1件であります。
以下、これらの議案等に関して行われた主な論議について申し上げます。
まず、総務部関係では、第38号議案について、「導排水路工事の履行期限が約3か月延長されているが、供用開始に影響はないのか。また、請負金額の変更に単品スライド条項を適用した理由は何か」との質疑に対し、「当該工事が完成した後も、吐出施設工事など複数の工事が続く。これらを工程どおり進めることで、当初から予定している令和6年度の出水期に供用開始できる見込みである。また、どのスライド条項を選択するかは、受注者が決めることとなっており、今回は、受注者が鋼材が大きく値上がりしたことを重視し、単品スライド条項が有利であると判断したと考えている」との答弁がありました。
次に、県民生活部関係では、第49号議案について、「スポーツ科学によるアスリートの競技力向上とあるが、どのような取組か。また、国では、民間企業と連携して選手を支援しており、民間に協力を仰ぐことが重要と考えるが、どうか」との質疑に対し、「年齢やレベルに応じた育成体制を敷いており、県内のスポーツ系大学に委託して、筋力測定等、アスリートの運動能力を可視化し、個々に応じた助言を行っている。また、埼玉県スポーツ協会と連携し、専門のドクターの派遣等も行っている。スポーツ科学拠点施設の整備に当たっては、民間の力を生かして本県の競技力向上につなげていきたい」との答弁がありました。
このほか、第25号議案、第48号議案及び第54号議案についても活発な論議がなされ、第24号議案、第26号議案及び第64号議案については、執行部からの詳細な説明をもって、了承した次第であります。
以上のような審査経過を踏まえ、本委員会に付託されました議案8件について採決いたしましたところ、いずれも総員をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
次に、請願について申し上げます。
議請第1号につきましては、請願者6名を追加したい旨の申請が請願者からあり、これを了承し、審査したところであります。
審査におきましては、不採択とすべきとの立場から、「消費税については、社会保障と税の一体改革において、消費税をはじめとする税制抜本改革で安定財源を確保し、社会保障の充実と安定化及び財政健全化の同時達成を目指すため、税率が決定されたものである」等の意見が出されました。
次に、採択すべきとの立場から、「あらゆる分野で起きている物価高騰には、消費税の5%への緊急減税こそ最も効果的と考える」との意見が出され、採決いたしましたところ、賛成少数をもって不採択とすべきものと決した次第であります。
なお、当面する行政課題として、総務部から「令和4年度県庁舎再整備検討委員会について」及び「令和5年度地方税制改正案の概要について」、県民生活部から「屋内50m水泳場及びスポーツ科学拠点施設の検討状況について」及び「犯罪の防止に配慮した店舗の整備に関する指針の策定について」の報告があり、種々活発な論議がなされましたことを申し添えまして、本委員会の報告を終わります。
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