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掲載日:2023年3月14日
Q 新井 豪 議員(自民)
秩父では、ありがたいことに今後訪れる観光客はコロナ禍前よりも増加する見込みでありますが、秩父へつながる国道140号と299号の慢性的な渋滞は恒久的に続くものと思われます。
そこで、秩父へつながる第3のルートとして、秩父地域と東秩父村、小川町を直結させる定峰峠トンネルの整備を求めるものであります。このトンネル構想には多くのメリットがあり、秩父地域と東秩父村や比企郡を直接結ぶことによって、人と物の交流、特に観光客にとっては昨年オープンした花園アウトレット、長瀞、秩父、そこに東秩父村などが観光ルートとして加わり、地域全体の観光客数、消費単価、そして宿泊客などの増加が期待できます。また、2つの国道の慢性的な渋滞と週末や休日における県内の関越道の大渋滞の解消につながる第3のルートとなり、これも観光客だけでなく、地域住民にとっても非常に利便性が高いものになります。そして、その渋滞解消は秩父地域から県立循環器センターや埼玉医大病院への安全な救急搬送を実現し、地域住民の命をつなぐ道路となることも間違いありません。
そこでお伺いします。誰一人取り残さない日本一暮らしやすい埼玉の実現という県の政策理念ですが、水道や医療などで既に大きく取り残されている秩父地域の住民のために、この定峰峠トンネルを是非整備していただきたいと、本日お越しいただいた北堀市長、足立村長をはじめ、秩父郡市全域の住民が切望しております。県土整備部長に御所見をお伺いいたします。
A 北田健夫 県土整備部長
秩父市と東秩父村の間に位置する定峰峠を越える県道熊谷小川秩父線は、狭あいで急カーブや急勾配が連続しています。
この県道は定峰地内で発生した地すべりにより、令和2年10月から通行止めとなっていますが、道路の復旧工事が進み、今月中には通行止めを解除できる見込みです。
御質問の定峰峠トンネルの整備については、秩父地域基幹道路建設促進議員連盟や定峰峠トンネル開削促進期成同盟会から御要望をいただいております。
現在、費用対効果などの検証を実施し、事業化の可能性について検討していますが、交通量が少なく、長大なトンネルの整備には多大な費用を要するなど、事業化には多くの課題がございます。
定峰峠トンネルの整備につきましては、秩父地域全体の道路網の整備状況や今後の交通需要などを踏まえながら研究してまいります。
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