環境科学国際センター > 試験研究の取組 > 研究課題 > 令和3年度研究課題一覧 > 令和4年度研究課題(自然 R03-R07 人口減少及び気候変動に)
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掲載日:2023年1月11日
人口減少と気候変動によってニホンジカやイノシシなど野生動物の分布拡大や生息状況が変化し、人間社会との軋轢のさらなる拡大が懸念されています。しかし、人為圧力低下や気候変動が野生動物に与える影響の詳細は十分に解明されていません。本研究では、人為的活動や土地利用の変化、ならびに気候変動に伴う極端気象の増加が野生動物の生態・行動・生理的応答に与える影響を統合的に理解し、人口減少と気候変動が進む将来の野生動物の分布拡大や軋轢リスク評価の高精度化に寄与することを目的とします。自動撮影装置と音声記録装置による生態・行動的応答を捕獲、営農、土地利用状況の違いによって比較するとともに、糞中のホルモン濃度の変化によるストレス指標の確立を目指します。また、体温ロガーを装着したGPS首輪を野生動物に装着し、バイオロギング法によって豪雪や猛暑に対する野生動物の行動・生理的応答について明らかにします。
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