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掲載日:2023年1月11日

環境科学国際センター研究課題(土壌・地下水・地盤担当/R3~R5)

微生物不活性化手法を用いた海成堆積物の長期・短期汚染リスク同時抑制手法の開発

(土壌・地下水・地盤担当:石山/(独)日本学術振興会:科学研究費助成事業:基盤研究(C):<代表>:R3~R5)

 海成堆積物由来の土壌汚染には、掘削直後における砒素やふっ素などの溶出(短期汚染リスク)、黄鉄鉱の酸化に伴う土壌の強酸性化(長期汚染リスク)という2つの汚染リスクが存在します。本研究では、海成堆積物の2つの汚染リスクを同時に抑制する汚染対策技術を開発します。具体的には酸化マグネシウムが有する土壌微生物の不活性化機能と重金属類に対する不溶化機能を応用します。本技術は、海成堆積物に酸化マグネシウムを混ぜ込むだけで完了するため、覆土処理や遮水シート処理を要する従来の対策技術に比べ簡便性や迅速性が飛躍的に向上します。酸化マグネシウムの微生物不活性化機能を用いることで黄鉄鉱の酸化分解や硫酸生成を抑制するという試みは、国内外を問わず現在まで検討されていません。

《研究の概要》(PDF:148KB)

お問い合わせ

環境部 環境科学国際センター 研究企画室

郵便番号347-0115 埼玉県加須市上種足914 埼玉県環境科学国際センター

ファックス:0480-70-2031

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