環境科学国際センター > 試験研究の取組 > 研究課題 > 令和3年度研究課題一覧 > 令和3年度研究課題(自然 R03-R05 埼玉県の水田における非灌漑期の利用形態)
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掲載日:2023年1月11日
水田は、生物多様性の高い農業生態系であり、非灌漑期には巻貝や甲殻類、ドジョウといった水生生物が水田土壌を越冬場所として利用しています。埼玉県では、特に北部・利根地域において稲の裏作として麦が栽培される二毛作が盛んです。そのため、非灌漑期の麦の栽培が土壌の水分や硬度等の土壌環境因子を変化させ、土壌中で越冬している水生生物の生存などに影響することが考えられます。
そこで本研究では、単作水田と二毛作水田における土壌環境因子の違いを調査し、さらに非灌漑期における土壌中の水生生物の越冬状況を比較します。これにより、非灌漑期における水田の利用形態の違い(単作と二毛作)が土壌環境及び水田の生物多様性に及ぼす影響を検討し、水田における生物多様性保全のための基礎的情報を得ます。
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