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掲載日:2024年11月1日
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幸福度全国2位、65歳健康寿命県1位の元気な鳩山ニュータウン。2018年に全面改装した旧学校校舎等を更に活用して、住みやすさの向上を目指します。企業の皆様と共創したい!
下の図をクリックすると、拡大した図が表示されます。
鳩山町
皆さんこんにちは。私は、鳩山町政策財政課政策・広報・DX推進担当の副主幹の押見と申します。本日はよろしくお願いいたします。それでは、「町有施設の更なる活用による、鳩山ニュータウンの住みやすさ向上」について、御説明させていただきます。
まず、今回のテーマとなる場所は、鳩山町内にある「鳩山ニュータウン」という住宅地で、写真でも分かるように、一戸建ての住宅が密集し、整備された住宅地の周りには昔ながらの里山に囲まれた、自然が大変豊かなところになります。
初めに、鳩山町の紹介をさせていただきます。「人口・交通等」ですが、鳩山町は、埼玉県の真ん中にありまして、首都圏から約50キロメートル圏内にあり、都内の通勤圏内にありながら、自然が豊富な町となっております。面積は25.73平方キロメートルで、今年6月1日現在で、総人口が12,891人の小さな町になっております。
この中に、鳩山ニュータウン地区がありまして、人口6,539人、町の人口の50.8パーセントがここに住んでいます。この鳩山ニュータウンの開発は1974年に行われており、ちょうど50年が経過したところになります。この鳩山ニュータウンへの交通アクセスは、池袋駅からは鉄道とバスを使えば約60分、車ならば、練馬インターチェンジから約45分となっております。
町内に鉄道駅はないため、デマンドタクシーを町営で運営しています。ドア・ツー・ドアのサービスとなっておりまして、町内であれば自宅から目的地まで、片道200円で、どこにでも行けるサービスとなっています。
ニュータウンを少し歩くと、「石坂の森」や「農村公園」といった自然豊かな里山風景を散策することができる町です。
次に、鳩山町のおいしい名産品ですが、サイボクハムのハムやソーセージ、鳩山産大豆を使った「鳩豆うどん」や「鳩豆醤油」などがあります。これらの商品は、町の「ふるさと納税の返礼品」にもなっていますので、興味のある方は、是非「ふるさと納税」をお願いできればと思います。よろしくお願いいたします。
次に、町内と近隣大学との地域連携協定の状況ですが、町では町内にある2つの大学と近隣市町の4つの大学と地域連携協定を締結しております。町で実施する、子育て、教育、福祉、健康づくりなどの事業を行う際は、大学の教授や学生などともに連携して実施しています。鳩山町と一緒に事業を行えば、このような大学等とも連携して事業が行える可能性もございます。
次に、鳩山町の目指す将来像ですが、鳩山町第6次総合計画に位置付けた「暮らしに幸せを感じるまち HAPPY TOWN はとやま ~住んでみたい・住み続けたいまち~」となっています。
町の現状ですが、65歳健康寿命が男女とも埼玉県1位で、ここ10年以上は常にトップクラスとなっています。この65歳健康寿命は、65歳に達した住民が介護保険の「要介護2以上」になるまでの期間のことです。鳩山町では「健康づくりサポーター」を養成して、その方がリーダーとなって、地域で健康教室を行う仕組みを作っております。
町としては、健康で安全安心に暮らせるというのが、幸福な暮らしの基礎になると思っていますが、大東建託株式会社の調査では、街の幸福度が2021年、2022年に、鳩山町は2年連続で全国1位になっています。幸福を感じている町民が多い町ということでマスコミにも取り上げられました。
ここからは、今回の課題となる場所の「鳩山ニュータウン」を御説明しますが、鳩山ニュータウンは、1974年から東京のベッドタウンとして開発されてきました。首都圏50キロメートル圏内で、コンパクトシティになっており、生活利便性の高い、ほとんどか一戸建ての住宅地で、街並みもきれいに整備されております。
このニュータウンも入居開始から50年が経過し、ニュータウン地域内の高齢化率は50パーセントを超えています。このため、町では鳩山町コミュニティ・マルシェを整備し、働く、支える、移住する、をコンセプトにした施設を、ニュータウン内に整備しました。
ここには、起業支援を行うための「まちおこしカフェ」や「シェア・オフィス」などが併設されています。運営は、指定管理者が行っており、指定管理者は、東京芸術大学准教授で都市再生やニュータウン再生などを手掛ける、藤村龍至氏が主宰する株式会社RFAが行っています。
次に、実証フィールドですが、町としては2つ考えています。ひとつは鳩山ニュータウン内にある旧小学校跡地を整備した、(1)の「鳩山町多世代活動交流センター」を活用する事業です。(2)として、鳩山ニュータウン内にある旧ケーブルテレビ施設の活用です。
実証フィールド(1)の「鳩山町多世代活動交流センター」ですが、旧小学校を整備したもので、昭和54年に設置した建物を平成30年に全面改修したものです。今回活用したいのは、3階部分の多目的室で全11室ありますが、現在は部屋の貸出しのみを行っており、ここを活用する事業者を募集いたします。
次に、実証フィールド(2)の「旧ケーブルテレビ施設」ですが、ここは1974年に整備した施設で、建築から50年程度経過しており、かなり老朽化した施設となっています。ここは、現在の施設を再活用するか、あるいは建て替えるか、売却処分するなど、活用する事業者を募集します。
次に、皆さんに提案してもらいたい内容ですが、3つございます。1つ目は、多世代活動交流センターの活用の提案でございます。町としては、例えば、スポーツジム、eスポーツ、コワーキングスペースなどもおもしろいかなと考えておりますが、これ以外の提案もあればお願いいたします。2つ目は、老朽化した旧CATV施設の活用の提案です。町としては、例えば、小売業、飲食店、企業のオフィス利用等、どんな提案も歓迎します。3つ目は、ニュータウン内を歩いて楽しめる、街ぶらコンテンツや、イベントに関する提案です。
また、同じページに町として呼び込みたい人を設定いたしましたので、そちらは資料を御確認ください。
次に、課題解決のために自治体として協力できることは、大きく5点あります。➀県及び町内関係機関等との調整。(2)取り組みに関する広報・周知の実施。(3)取り組みに必要な町保有データの提供。(4)町有地、公共施設等の貸出。こちらについては内容によっては無償貸与も検討いたします。(5)必要に応じた予算の調整を自治体として協力できること。でございます。
次に、企業等に期待することは、大きく3つあります。➀町と一緒にチャレンジする事業者を募りたい。(2)実証実験・パイロット事業も町として大歓迎です。(3)新たな取組だけでなく、町の既存事業との連携・発展させた取組でも町としてはありがたいと考えております。
次に、企業等メリットですが、2つ挙げております。➀実証実験等のフィールドとして活用できます。また、鳩山ニュータウンというエリアを使って、スモールスタートをきることができます。(2)他自治体での横展開の可能性があります。また、全国的な課題となっているニュータウン問題へのモデルケースとなり、横展開が期待できます。
最後に、まとめですが、皆様に御提案いただきたいことは、「鳩山ニュータウン地域の活性化」に関する御提案です。以下の3点となります。皆様の御提案をお待ちしておりますので、よろしくお願いいたします。
発表は以上です。御清聴ありがとうございました。
モデレーター
押見さん、ありがとうございました。お疲れ様でした。またチャットを使ってコメントや御質問をいただければと思います。まずは私の方からグラフィックレコーディングを投影いたします。
2つの、多世代活動交流センターと旧ケーブルテレビの施設を活用して、町の魅力をさらに高めていきたいということかと思いますけれども、ピッチの中にもありましたけれども、健康寿命が県内トップクラスだとか、住民の幸福度が高いということは、これまでのまちづくりの成果が表れているんだと思うんですけれども、そこでまず私の方から最初の質問、口火を切らせていただきたいのですが、今回二つの、多世代活動交流センターと旧ケーブルテレビの施設を利活用していきたいということがお話の主軸になっているんですけれども、これはこれで大きい課題だと思うのですが、まちづくりの視点での課題というか、ソフト部分の課題といいますか、住民の幸福度が高い、健康寿命が高いというまちづくりの成果が上がっている中で、こういう課題をこの施設を利活用して解決してくれたらいいな、町としては利活用も進むし、課題解決も進むしと、「こういう課題を」みたいなところのイメージ、一つに絞れないとは思いますが、例えばで構いませんので、町にはこういう課題がありますというのを、少し共有いただければと思いますが、いかがでしょうか。
鳩山町
質問ありがとうございます。おっしゃっていただいたとおり、健康寿命や幸福度といったことは、まちづくりの成果となるかなと町としても考えております。まだまだ町には沢山の課題がございまして、例えば、交通事業、駅がないことですとか、あとはお店が少ない、働く場が少ないといったことが要因で、若い方が転出していっているという点に課題があるかと思います。今回の遊休施設の活用に関しましては、こちらを活用いただきまして、若い人の働く場や交流の場が増えて、町の賑わいを生み出していただければと思っておりますので、そういった御提案をお待ちしております。
モデレーター
イメージとしては若年層、若者、そういう方々が、ニュータウンの系譜からして、昔ここに入居されてきた方の2代目、3代目の世代の方々がまたこの地域に戻ってくるという循環を生み出していかなければいけないフェーズなのかなと思います、想像するところですと。第1世代の方々がある程度高齢化してきて、健康寿命という成果も上がってきている中で、第2世代、第3世代の方が定住する、若者の世代の方々に魅力のあるまちづくりに力を入れていきたいというイメージでよろしいですか。
鳩山町
はい。おっしゃるとおりです。
モデレーター
そういう課題感を持ちつつ、アセットもあるので、これを活用してということかと思います。先ほど例示の中では、スポーツジムみたいなお話もあって、幅広に御提案を受け付けたいのだという姿勢は伺えたところですけれども、サービス関連の営利性が伴う事業というのは、企業目線ですとどうしても市場性があるかどうかということが非常に大事になってくるかと思うんですけれども、いきなりここにスポーツジムをやるとか飲食事業をやるといったことは言いにくいところかと思います。そうした場合に、まずここにニーズがあるのかどうかといったマーケティング調査のようなことを町と一緒に考えていく、公共性のマーケティングと市場性のマーケティングを兼ね合わせて一緒に調査していく、みたいな御提案、川上の部分からの御提案ということも想定されますか。
鳩山町
マーケティング調査ももちろんアリです。事業に実施については、町としてもニーズをつかむことが重要だと思っております。事業の実施に必要なことは積極的に検討していきたいと思いますので、そういったことも含めて御提案いただければ、町としては大変ありがたく感じております。
モデレーター
押見さんから質疑応答の最初の方で出てきた、若い世代を定着する、Uターンするみたいな、Iターンもあるかもしれませんが、そういう視点での公共的なニーズ、そしてここにスポーツジムが求められるのか、営利事業として成り立つのかというような両面でのマーケティング調査のようなことを一緒にやっていく、みたいなこともアリだということでよろしいですね。
鳩山町
はい。
モデレーター
ありがとうございます。チャット欄ではコメントが今のところ入っていないようですので、時間の都合もありますので、最後にお集まりの企業の皆さんにメッセージをいただければと思います。お願いいたします。
鳩山町
皆さん、御清聴ありがとうございました。鳩山町は小さい町ですが、健康寿命や幸福度ナンバーワンなど、たくさんの魅力がある町となっております。町と一緒に更なる幸福を探せる、町民の方がより幸福を感じられるような町にしていけるよう、企業の皆様からの御提案をお待ちしております。是非よろしくお願いいたします。御清聴ありがとうございました。
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