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掲載日:2024年8月30日

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上尾市「荒川堤防を利活用して、平方地区にかつての賑わいをふたたび!」

かわまちづくりによる荒川堤防の利活用や周辺整備を検討中。平方地区の賑わいを創出するアイディアを企業の皆様と考えていきたい!

説明資料

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御提案について

提案フォーム

https://form.run/@sscp-gp-proposal2024

発表概要(グラフィックレコーディング)

掲載の準備が整いましたらこちらに掲載します。

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発表

尾市

上尾市です。これから発表をさせていただきます、建設管理課の小森と申します。よろしくお願いいたします。それではスライドを御覧ください。私たちは「荒川堤防を利活用して平方地区にかつての賑わいをふたたび!」というテーマで登壇させていただきます。

まず、上尾市の概要ですが、上尾市は埼玉県の南東部に位置しており、さいたま市などに隣接しております。令和5年に市政65周年を迎え、人口は約23万人です。

次に平方地区の概要です。今回の舞台となる平方地区は、市域の南⻄部に位置し、⻄側に荒川が流れております。平方地区は、サイクリングロードや上尾丸山公園などの自然が多く、夏には「あげお花火大会」やみこしを泥まみれにする「どろいんきょ」などのイベントが行われています。

平方地区は、過去に平方河岸による舟運が栄えた街でした。しょうゆやみその醸造所がありましたが、周辺道路や鉄道の発展から徐々に衰退していきました。現在ではカフェや神社があり、平日でも人が訪れる施設がいくつかある現状です。

続いて、「かわまちづくり」についてです。かわまちづくりとは、地域が持つ「資源」や地域の創意に富んだ「知恵」を活かし、地域活性化や観光振興などを目的に、市町村や民間事業者、地域住民等と河川管理者が各々の取組を連携することにより、「河川空間」と「まち空間」が融合した良好な空間を形成し、河川空間を活かして地域の賑わい創出を目指す取組です。

平方地区でかわまちづくりを行うこととなったきっかけは、平方地区は元々河岸があったことから堤防がない状態でしたが、令和元年の台風19号で荒川の水位が上昇したことにより浸水被害が多く出たため、国土交通省により堤防整備を進めることとなりました。

堤防が新しく整備されることにより家屋移転等も多く出ることから、平方地区ではより地域の賑わいがなくなってしまうのではないかという不安が出ておりました。そこで上尾市では荒川堤防の整備に合わせて、地域に賑わいを取り戻すかわまちづくりを進めようと決断いたしました。

かわまちづくりの方向性として、堤防の利活用については、先ほど御説明させていただきました「どろいんきょ」などの地域利用、イベントなどによる来訪者などの利用、サイクリストやランニングされる方をターゲットにした広域利用者の立ち寄り地としての利用、の3つの視点から検討を進めております。

堤防整備はスライドにあるような完成予想図となっており、堤防上部を拡幅し、利活用部分の確保や花火大会等にも活用できる階段状の低水護岸の整備を予定しております。

かわまちづくりのスケジュールですが、国土交通省による堤防整備のスケジュールに合わせており、時間を要することから、社会実験のイベントを毎年行い、荒川堤防の利活用案を検討していこうと考えております。堤防については、令和12年度に完成予定とありますが、スケジュールについては様々な状況により前後する可能性があることから、それに合わせてかわまちによるハード整備を進めていこうと考えております。

かわまちづくりで上尾市が実現したいこととしては、地域コミュニティの活性化による地域の方々の交流や協力、住民や来訪者が集い憩う場づくりをしていきたいと考えております。そのためには、地元プレーヤーの発見が必要であると考えております。

地元プレーヤーのペルソナとして、御夫婦でカフェを営んでいる平方地区にお住いの畠山さんで、最近地元が廃れてきて寂しい、もう一度地元平方を盛り上げたいと考えている人が、かわまちづくりによって仕掛けづくりやイベントを行うようになってもらいたいと考えております。

ここで来訪者として想定しているペルソナを紹介いたします。まず一人目、平方地区にお住いの三世帯家族の埼玉さんです。本人は定年退職に伴い、地元で農家をしておりますが、最近地域の交流が少なく寂しいと感じており、地域の人たちともっと交流がしたいと考えています。二人目は、上尾市内に住まわれている田中さんです。本人は家族で出かけるのが好きで、最近子どもが自転車の練習を始めたため、のびのび練習ができる場所はないかと考えています。三人目は、上尾市外に住まわれている佐藤さんです。本人はサイクリングが趣味で、一人で出かけることに罪悪感もあり、サイクリングも楽しみつつ家族みんなで出かけられる場所はないかと考えています。

以上の方々に利活用していただくかわまちを考えていくうえで、上尾市が考えている理想像としては、地域の方々が憩う場としての施設や子連れやサイクリストの方々が家族で気軽に休憩や遊びに来られる場づくりが必要であると考えております。

以上がこちらで考えている理想になりますが、来訪者や出展者のリアルな声を吸い上げるため、今年度からイベント形式による社会実験を行い、アンケート調査を行っていこうと考えております。スライドにありますのが、今現在検討している社会実験の内容となっております。

今回のガバメントピッチを通して、企業の方々に提案してほしいことが4つあり、1つ目はイベント開催などの「かわまち」の担い手。2つ目は自治体と担い手と地元との架け橋。3つ目は堤防上部などを中心とした地域交流拠点の提案。4つ目はイベント時の歩行者天国にするなどの旧平方町の利活用が挙げられます。

そういった企業の方々に提案してほしいことのサポートとして、上尾市からは3つ提供することができます。1つ目は場の提供です。堤防上部の占用料を他の土地と比べて安く提供したり、イベント時の歩行者天国やイベントの協力、連携ができます。2つ目は予算の確保です。上尾市は少ない財源で運営しておりますが、何とか予算を確保し、協力することができます。3つ目は広報です。市報である広報あげおに掲載や、上尾の中心となっている上尾駅前にあるデジタルサイネージを使用し広告することができます。

最後にまとめですが、かわまちづくりをきっかけに、地域コミュニティの活性化や周辺住民の集い、憩う場づくりができていることが、上尾市が考える理想像としております。また、地域やかわまちづくりの担い手である地元プレイヤーの発見が課題となっております。提案してほしいこととして、イベントの開催などの「かわまち」の担い手の発掘や、堤防上部を利用した地域交流拠点や、堤防周辺の旧平方町の利活用の提案をしていただければと思っております。

以上で発表を終了させていただきます。御清聴ありがとうございました。

質疑応答

モデレーター

お疲れ様でした。たくさんのリアクションありがとうございます。是非皆さん、御質問やコメントなどをチャット欄を活用していただければと思います。小森さん、お疲れ様でした。

尾市

ありがとうございました。

モデレーター

それではチャットで御質問やコメントをいただくまでの間は、私の方でつないでいきたいと思います。

今日初めて御参加の方には補足いたしますけれども、各自治体の発表について、グラフィックレコーディングを作成しています。小森さんから説明いただいた「まちの目指す未来」や「解決したい課題」、「企業に期待すること」を一覧で見られるように整理しております。今は右下が空欄になっておりますけれども、皆さんや私から御質問いただいた内容や、それに対する小森さんからのお答えなどを埋めてグラフィックレコーディングを完成させて、後ほど埼玉県のホームページでも公開する予定ですので、今後の提案の参考にしていただければと思います。

早速私の方で質問をさせていただきたいのですが、大きな課題として「地域やかわまちづくりの担い手の発見」というお話がありました。上尾市さんは人口23万人と大きな街だなという印象も持つのですが、その中で担い手、プレイヤーが課題だということですが、例えば今回企業様から提案いただく内容として「プレイヤーを発見するための機運を高める」とか「プレイヤーを育成する気持ちを持っているがノウハウがないという方々を育成する」といったような川上の取組は、企業からの提案としてアリでしょうか。

尾市

そうですね。プレイヤーになってくれる人だけを探すという訳ではなくて、その前の育成ですとか、そういうところからやっていただければ上尾市としてもありがたいところです。

モデレーター

質問が来ておりますので、私からはこの質問で最後にしたいと思いますけれども、地域交流拠点の提案ということで、こちらはハード整備を伴うものという理解でよろしいですか。

尾市

そうですね。そうなります。

モデレーター

そこを含めて民間さんの提案をいただきたいということですか。

上尾市

ハード、ソフト、どちらも提案をいただきたいと思っております。

モデレーター

そうした場合に、堤防整備、先ほどのスケジュール感でいうと少し長めの、令和10年代にかかるような長めの整備工事の計画だったようなんですけれども、計画が長いと企業がそこに投資すると言いますか、事業を展開するという意味ではリスク要因にもなるかなと思いますけれども、この計画の確からしさと言いますか、なかなか言いにくいところもあるかと思いますが、その辺はいかがでしょうか。

尾市

私たちで行っている事業ではなく、国土交通省さんの方で川の整備自体を行っている事業になっておりますので、確かなことは言えないんですけれども、国土交通省さんが出している材料としては、令和12年度に完成させますということで話を伺っておりますので、私たちもそこを目掛けて進めているところになります。

モデレーター

改めて確認いたしますけれども、御質問いただいた中で、「公共用地を活用した民活、“公民連携”の施設整備なども想定しておりますか」という質問なんですけれども、改めて確認したいと思いますけれども、いかがですか。

尾市

もちろん、かわまちづくりの堤防上部だけではなくて、周辺のまち、例えば空き家や公共用地などの活用のところも考えていきたいと思っておりますので、そういうところも想定しています。

モデレーター

「イベントの開催、担い手を探す取組を、今のところ建設管理課が主導されているようですけれども、担い手といった話になると市民活動の視点や自治体活動の視点ということになってくると思うんですけれども、庁内での連携は期待できますでしょうか」という趣旨の質問が来ておりますが、いかがでしょうか。

尾市

今現在、「上尾市かわまちづくり」というのが協議会を立ち上げておりまして、そちらが地元の方、学術、学識者の方、企業の方、商工会の方、それが市の中で構成しておりますので、もちろん、上尾市の中でも横の連携は既に行っておりますし、地域の自治会の方だとか、学識者の方との連携もすでに行っています。

モデレーター

担当課だけではなく、広く関係者の皆様との連携体制が構築されつつあるということでしょうか。

上尾市

そのとおりです。

モデレーター

もう一つ、「想定される既存の建屋、既存建築などはありますか」との質問ですが、これはおそらく地域交流拠点、もしくは旧平方町の利活用の部分かと思いますけれども、既存の遊休資産の活用も想定されますか、ということかと思いますが、いかがでしょうか。

尾市

空き家も多い地区になっていますので、そういうところもありまして、あと、この地区は地区計画などで建物が建てづらい地域にもなっているため、逆に既存建築を活用して、ということになるかと思います。

モデレーター

地域交流拠点は新たに整備するものですか。

尾市

そうです。今は特にそういったものはありません。

モデレーター

堤防の整備に合わせて新たに整備するということですよね。

上尾市

そのとおりです。

モデレーター

たくさん御質問をいただいておりますが、時間の都合がありますのでここで割愛させていただきます。たくさんの御質問をいただいており、関心の高いテーマだと思いますので、たくさんの御提案をいただけるよう、最後に小森さんから皆様にメッセージをお願いします。

尾市

いただいた御質問に全て回答できず申し訳ありません。今回御紹介したのは、市の中でも非常に力を入れている事業になっております。ただ、なかなかノウハウがなかったり、地域住民の方々への理解などもこれからという状態ですので、プレイヤーとなる方を探したり、企業さんとの連携などは不可欠かなと思います。是非、これを機会に上尾市と連携をいただければと思います。よろしくお願いいたします。

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