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掲載日:2024年8月30日

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行田市「日本遺産を巡り、歴史と出会うウォーカブルなまち 行田」

県内で唯一認定されている「日本遺産」の構成資産を中心とした歩きたくなるまちを目指します。来てよし、住んでよしの賑わいのあるまちづくりを企業の皆様と推進したい!

説明資料

アーカイブ動画

gyouda

御提案について

提案フォーム

https://form.run/@sscp-gp-proposal2024

発表概要(グラフィックレコーディング)

掲載の準備が整いましたらこちらに掲載します。

アーカイブ動画のテキストデータ

発表

行田市

本日はガバメントピッチに御参加いただき、ありがとうございます。行田市都市整備部都市計画課の芹澤と申します。行田市のテーマは「日本遺産を巡り、歴史と出会うウォーカブルなまち 行田」です。

まず、行田市の紹介をさせていただきます。

行田市の概要について御説明いたします。埼玉県北部にある行田市は、東京から約60キロメートルです。市内にはJR高崎線と秩父鉄道が通り、通勤・通学の足となっており、さらに、主要高速道路へのアクセスも可能な場所にあります。現在の人口は約7万8千人ですが、今後、人口減少が見込まれております。

行田市の歴史ですが、古墳時代には、国宝「金錯銘鉄剣(きんさくめいてっけん)」が出土した稲荷山古墳や、日本最大級の円墳である丸墓山古墳など多数の古墳が造営されています。こちらは、現在、埼玉県が管理の「さきたま古墳公園」となっており行田市の観光地の一つとなっております。忍城(おしじょう)は戦国時代に石田三成の水攻めに遭いましたが、これに耐えたことで、以後「浮き城」と呼ばれています。

また、この戦いをテーマにした小説「のぼうの城」は映画化もされております。足袋産業は、最盛期の昭和初期には全国生産の80パーセントを占めていました。現在も市内には足袋蔵が点在しています。行田市の足袋産業をテーマとした池井戸潤(いけいど じゅん)さんの小説「陸王」はドラマ化もされております。

行田市の特徴としましては、地域資源により構成されるストーリー「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田」が、埼玉県で唯一日本遺産に認定されております。特産品としましては、ゼリーフライや古代米カレーなどがあり、祭りは、水城公園で開催される春祭りや、忍城で開催される忍城時代まつりなどが有名でございます。そのほかにも花手水やライトアップイベント、さらに「世界の蓮」や「田んぼアート」が見られる古代蓮の里など、多くの観光地がございます。

行田市の魅力ですが、かつて行田市は日本一の足袋生産地であったため、足袋の倉庫「足袋蔵」が数多く現存しており、県内唯一の日本遺産にも認定されております。市内中心部の景観も歴史を感じられるものとなっており、まち歩きもできます。

続きまして、行田市の現状について御説明いたします。まちなかには足袋蔵などの日本遺産の構成資産がありますが、まちなか以外の観光資源との回遊性が不十分となっており、空き家・空き店舗も増えてきている状況です。行田はちまんマルシェや花手水などのイベントを定期的に開催してはおりますが、効果は限定的となっております。また、行田市の魅力が皆さんに知られていないという現状もございます。

続きまして、行田市の目指す姿を御説明いたします。行田市の目指す姿は「忍城址や足袋蔵を活かした地元住民も観光客も歩きやすいウォーカブルなまちへ」となります。

例えば、忍城や足袋蔵など『気軽に歴史と出会える』まち、まちなかにカフェやくつろげる場所があり『つい』外に出たくなる、歩いてみようと思えるまち、などがウォーカブルなまちと考えております。

続きまして、ウォーカブルなまちを目指すための第一歩を御説明いたします。目指すための第一歩としましては「安心して歩ける、楽しく歩けるまちにしたい!」です。歩きやすく『気軽に歴史と出会える』楽しく歩けるまち、常に町中を人が周遊している『にぎわいがある』楽しく歩けるまちなどを第一歩として目指したいと考えております。

まち歩きのターゲットとして考えているのは、例えば市外在住の小さいお子様のいる家族です。家族で花手水などのイベントを見に来ていただき、食事や買い物などをしていただければと考えております。また、定年退職した市内在住の男性です。健康づくりのためにまちなかを散策していただければと考えております。

続きまして、行田市の過去~現在の取組につきまして御説明いたします。まず、安心して歩けるまちとしまして、観光案内所やせせらぎ、遊歩道の整備、はちまん通りの景観整備などを実施しております。これにより、歩行者の通行量は増加しましたが、まだまだ不十分であると感じております。

さらに楽しめるまちの取組としまして、行田はちまんマルシェや忍城のライトアップ、花手水などのイベントを定期的に開催しており、また、観光レンタサイクル事業などを実施しております。これによりイベントを開催している休日の人出は増えましたが、平日の人出が少ないことが課題となっております。

続きまして、行田市の課題です。まず、安心して歩けるまちにつきましては、道路の美装化を実施してはおりますが、歩道は段差があるため、歩きにくい箇所が一部ございます。こちらにつきましては、都市再生整備計画による歩道のバリアフリー化などの整備を考えております。楽しめるまちに関しましては、市内中心部において空き地や空き店舗が目立っていて寂れた感じになっていること、平日に観光客が少ないことが課題となっております。

続きまして、皆様に御提案いただきたいことを御説明いたします。皆様には、「歩行者が安全で安心して歩いて楽しくなるような仕組み」を御提案いただきたいと考えております。例えば、『まち全体が元気』になる仕組みやツール、商店街の『活性化』につながるアイディア、忍城址周辺の空き家・空き店舗の利活用した行きも帰りも立ち寄れる『くつろげる場』、行田市駅周辺地域が『賑わう』仕組みなどを考えております。

また、行田市の魅力を発信する仕組みの御提案も歓迎いたします。行田市として皆様に提供できるリソースといたしましては、実証実験フィールドや市の保有資産の利活用の調整、または、ホームページや広報誌による周知などを考えております。また、他部署との連携も積極的に調整させていただきます。

まとめです。行田市の想いとしましては「日本遺産を核とした、地元住民も観光客も歩きやすいウォーカブルなまちへ」となります。行田市が困っていることとしましては「まちなかの活力低下、空き地・空き店舗の増加」などです。

企業側に求めることとしまして、皆様にお願いしたいのは「歩行者が安全で安心して歩いて楽しくなるようなまちづくりの提案」などです。行田市と共創するメリットとしましては、「官民連携事業のノウハウの蓄積」、また他の自治体への横展開を考えております。最後に、忍城址や足袋蔵を中心としたウォーカブルなまちづくりを民間企業の皆様と一緒に進めていきたいと考えております。行田市の特色を活かした御提案をお待ちしております。御清聴ありがとうございました。

質疑応答

モデレーター

芹沢さん、ありがとうございました。今回もまた御質問をお寄せいただければと思いますが、まずはグラフィックレコーディングを共有いたします。「日本遺産を巡り、歴史と出会うウォーカブルなまち 行田」ということで、地域資源として足袋があって、足袋蔵があって、ウォーカブルなまちというのは非常に相性が良いですね。ウォーカブルというと一般的にはハード面の整備に意識が向かいがちだと思いますが、そういったことではなく、まち全体が元気になる、活性化するといったソフト面での御提案を中心に募りたいという理解でよろしいですか。

行田市

はい。

モデレーター

そうした時に、ソフト面の話になるとある程度地元のプレーヤーの方々、まち全体を元気にするとか、商店街を活性化するといった場合には、一方的に企業が外からやってきて何か事業をそこで展開するというよりは、地元のプレーヤーとの連携がすごく大事になってくると思いますが、そういった連携ができるプレーヤーは地元にいらっしゃいますか。

行田市

元気なプレーヤーは徐々に増えてきてはいるのですが、まだまだ少数ですので、育成が課題となっているところです。

モデレーター

少数でもちょっとずつ、地元で「自分たちの地域を盛り上げていこう」という動きはあるんですね。

行田市

はい。

モデレーター

そういう方々が、実際に行政と連携して取り組まれているような事例はございますか。

行田市

まちづくり事業の委員会の委員を担っていただいている方がいます。

モデレーター

ある程度、行政との連携も図られている中で、地域のプレーヤーの皆さんが活躍されているということですね。

行田市

はい。

モデレーター

あと、魅力発信の視点については、古い街並みが残る行田市ではありますけれども、これからはデジタルの活用ということも考えられるかと思いますし、本日御参加の企業さんにはデジタル方面でのマーケティングや情報発信について強い企業さんもいらっしゃるかと思います。そういったデジタルの活用についても歓迎しているという理解でよろしいですか。

行田市

現在でもデジタル活用としてロールプレイングゲーム型のアプリ配信などを行なっております。このアプリでは古墳や足袋等の行田ならではのコンテンツを取り扱い、行田の魅力を改めて発見することができるものとなっています。行田市の魅力を内外に伝えるため、デジタルを活用する提案がございましたら是非よろしくお願いいたします。

モデレーター

デジタルもウェルカムです、というお話です。

御質問を一ついただきました。「歩くといえば足袋、ということで、足袋を履いて街中を歩くといった“足袋をモチーフとしたイベントや事業“について何か取り組まれているものはありますか?」という御質問ですが、いかがでしょうか。

行田市

実際に足袋を履いて街中を歩くといったイベントは主にNPOの方々にそういったイベントを行なっていただいております。

モデレーター

それでは最後に、芹沢さんから本日お集まりいただいている企業の皆さんに向けてメッセージをお願いします。

行田市

行田市の街中には、忍城址や足袋蔵など魅力ある地域資源がたくさんございます。これらを中心とした「ウォーカブルなまち」を企業の皆様と一緒に実現していきたいと考えております。行田市の特色を生かした御提案をお待ちしております。よろしくお願いいたします。

モデレーター

日本遺産をはじめとした資源がたくさんあるまちですので、たくさんの提案をお待ちしたいと思います。ありがとうございました。

行田市

ありがとうございました。

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環境部 エネルギー環境課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 第三庁舎3階

ファックス:048-830-4778

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