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掲載日:2023年10月20日

令和5年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(高橋稔裕議員)

地元問題-北川辺地区水害発生時の避難対策について-

Q 高橋稔裕 議員(自民)

利根川の北側で、渡良瀬川、谷田川の三方を川に囲まれる輪中の町、加須市北川辺地域では令和元年東日本台風の時、利根川の堤防越水を懸念した避難指示の発令がありました。夜中1時頃の発令にもかかわらず、8,000人以上が大移動し、渋滞や避難所に入れない方が多数出るなど、直接被害は少ないものの大きな混乱と恐怖の記憶が残っています。その後、ハード面において新橋をお願いしたいとの要望も進めております。ソフト面では、埼玉県警察において平素から関係機関と連携して訓練等を実施していると伺っております。
また、加須市でも様々なケースを想定し、早めの時間差の避難を心掛けるなどして東日本台風の時のような大渋滞が起きないよう計画を立てております。安心・安全が広がっておりますが、一点、住民の声を基に御提案し、御意見を頂きたいお話がございます。
様々な計画を立て、避難誘導を行っていただきますが、殊災害発生時には計画どおりにいくかは誰も分かりません。東日本台風と同様に、1.3キロ以上、おおよそ180台もの車列が連なるようなことが起こったとき、想定外の準備として片側交互通行である埼玉大橋の車線を両方とも北川辺地域から加須地域に向けた形で通行できるようにすることで、車列に並ぶ人命を一人でも多く水没から救うことができます。そういったことが必要となるケースは、当然ないとは思いません。どのような部分に気をつけなければならないかなど、そういったケースの準備をしておいてはいかがでしょうか。警察本部長に伺います。

A 鈴木基之 警察本部長

水害発生時に北川辺地区の住民の方々が加須市街地方面へ避難する場合においては、埼玉大橋周辺の円滑な避難誘導が重要であると認識しております。
令和元年台風19号に見舞われた際に、埼玉大橋南方の砂原交差点周辺を起点とする交通渋滞が発生したことを踏まえ、現在の計画においては砂原交差点等に警察官を配置し、信号操作などを行うこととしております。
これにより、北川辺地区から避難する車両の円滑化が図られ、埼玉大橋周辺における交通渋滞が解消されるものと想定しており、同計画に基づく訓練も関係機関と連携して実施しております。
議員ご提案の避難方法については、北川辺地区へ向かう緊急車両や避難指示に基づき交通弱者の方々などを輸送するバスの動線等への懸念から計画上検討しておりませんが、河川氾濫など現に差し迫った状況下においては緊急やむを得ない措置としてあり得るところであります。
県警察といたしましては、住民の方々が安全に安心して避難できるよう、関係機関と連携して早期の避難を呼び掛けるとともに、広域迂回も含めた安全な経路への避難誘導が適切に運用できるよう関係機関と連携を図ってまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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