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掲載日:2023年10月20日
Q 高橋稔裕 議員(自民)
埼玉県で挑戦する人を応援したい、魅力的な働く場所を増やしたい、渋沢栄一という冠に恥じないような事業にしたいとの思いから質問させていただきます。
何事にも順番があります。支援する起業家も成長段階によって分類されますが、創業期から始まり、売上げはほとんど上がらずともサービスや商品、良質な口コミや積極的な機能改善要望など、一部に熱狂があるかどうかを計ることが重要なシードステージ、軌道に乗るまで時間がかかるため赤字が続くことも珍しくなく、エンジェル投資家やベンチャーキャピタルなどが資金の出し手となることが多いアーリーステージ、その後のミドルステージ、レイターステージ、そして上場期と分類される考え方があります。
埼玉初のスタートアップ企業誕生の可能性を高めるため、(仮称)渋沢栄一起業家サロンでは誰にどのような働き掛けをするのか、年収400万円ほどの雇用を生む地域のグッドカンパニーを育てるエコノミックガーデニングの考え方も射程に入れるのかなどを含め、明確にしてからスタートを切る必要があります。起業家支援はただでさえ難しい分野ですので、支援のターゲットを明確にし、何をもって支援施策の成功とするかが大切になります。設立時にはどの成長ステージの方々をメインターゲットとして、いかに支援を行う予定でしょうか、知事のお考えをお伺いします。
A 大野元裕 知事
県経済の更なる活性化のためには、これまでにない新たな商品やサービスの開発に果敢にチャレンジし、大きな飛躍を目指す企業の成長を支援していくことが必要と考えています。
そこで、仮称ではありますが、渋沢栄一起業家サロンでは、スタートアップ支援を柱のひとつとして検討を進めているところであります。
スタートアップの成功を産み出すためには、エコノミックガーデニングをはじめ、まずは多くの芽を出して育てていくことが必要であります。
スタートアップを含めたシード期やアーリー期の企業では、事業のアイデア創出や製品開発などに注力していることが多いため、経営やマーケティングなどビジネスに関するスキルや知識が不足していることがあります。
このような段階にある企業に対しましては、企業のマネジメントに必要なスキルを習得するプログラムの提供など、丁寧かつ寄り添った支援を行うことが重要と考えます。
サロンでは、初期段階の企業に対し、専門家による伴走支援や先輩起業家による個別メンタリングなどの成長促進プログラムを実施し、企業のスケールアップに向けた効果的な支援を提供してまいりたいと考えます。
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