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掲載日:2022年3月28日
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埼玉県全体での総農家数は、平成12年以降約半数に減少しています。その間、農業産出額は約2,000億円前後でしたが、近年は減少傾向で推移しています。5年後、10年度にはさらに総農家数の減少が見込まれることから、農業産出額も減少することが見込まれます。
このため、この状況に歯止めをかけて生産力を回復させ、農業産出額を増加に転じさせることが喫緊の課題となっています。
大里地域でも平成29年の産出額は484.6億円ありましたが、令和元年は403.3億円(H29比率:83%)となり、県と同様に減少しています。主な要因としては、基幹作物である野菜が82%にまで減ったことによります。
そこで、当センターでは、管内の市町やJAとそれぞれ農業産出額向上プロジェクト推進協議会を立ち上げ、次の3つの取り組みを進めています。
機械の導入や簡易なほ場条件の整備を促進し、遊休化している農地(水田を含む)でのねぎの作付けや夏ねぎの栽培を推進します。
また、市町やJAで取り組む農産物ブランド化の働きと連携して推進してまいります。
ねぎは永年の連作により、近年では難防除病害虫(ネギネクロバネキノコバエ、黒腐菌核病など)の発生が問題となっています。
このため、輪作作物として枝豆などの導入を促進し、ねぎ生産を安定させるとともに、枝豆などの定着により所得向上を図ります。
現在、管内で計画されている農産物直売所等の整備を機と捉え、関連する新規作物の導入を促進します。
また、市町やJAで取り組む農産物ブランド化の働きと連携して推進していきます。
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