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掲載日:2023年10月20日
Q 金子裕太 議員(自民)
2021年度から国のGIGAスクール構想により、本格的に全国的に1人1台PCの配布や、それに伴うインフラ整備が急速に行われ、教育のICT化が一気に進みました。国のGIGAスクール構想の目的を再度おさらいすると、Society5・0社会を生きる子供たちに情報格差や経済格差が学力格差を生み出すことを是正し、多様な子供たちを誰一人取り残すことのない公正に個別最適化された学びを全国の学校現場で推進するためと理解をしております。
また、ICT導入によって、今までできなかった授業体験の提供や教職員の業務改善にも寄与することも目指しています。私の地元鴻巣市では、いち早く本件に着手し、基盤インフラのフルクラウド化の実現、校務系システムと学習系システムの統合化など、全国一と言っていいほどの取組を進めております。
小学校を視察しましたが、小学1年生から机の上にPCが置かれて授業が進んでいく様子を見て、時代の変化を感じました。教育がICT化されたことで、今まで教職員が紙で管理していた学習の記録や成績、日頃の学校での生活の様子などがデータとして蓄積されていきます。このデータをしっかりと有効活用することこそがICT教育における一番の利点であり、子供たち一人一人に合わせたアウトプットの仕組みを確立することが必要です。
我が県においては、DXビジョンロードマップが今年3月に更新されており、DXの強い推進は大野知事の公約にもありますし、このロードマップにも教育分野でのDXがうたわれております。この点を踏まえて、県の取組を以下、教育長に質問いたします。
県立高校における端末整備率ワーストワン改善について。
文部科学省が令和5年7月に示したデータによると、埼玉県の端末整備率は77.2パーセントと全国でワーストワンとなっております。多くの自治体が100パーセントを達成する中、達成できていない現状をどのように捉え、どう改善していくのか伺います。
A 日吉亨 教育長
議員お話の文部科学省の調査では、公立高等学校において端末整備100パーセントを達成していない都道府県は9都県であり、本県は77.2パーセントとなっております。
県では、1人1台端末の環境で3年間学んできた中学生が令和5年度から高校へ入学することを踏まえ、令和5年度入学生から保護者負担での端末整備を進めているところです。
令和6年度当初には、公費等で整備済みの端末や保護者負担で整備した端末を活用することで、端末整備状況は100パーセントとなるものと考えております。
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