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掲載日:2020年7月8日
Q 日下部伸三議員(自民)
県立小児医療センターの延べ床面積は6万5,448平米、本体設備外構の税別建設費は約360億6,500万円です。延べ床面積に対する建設工事費の税別坪単価は181万8,000円であります。
一方、さいたま日赤の延べ床面積は6万7,333平米で、本体設備外構の税別建設費用は約206億9,000万円です。延べ床面積に対する建設工事の税別坪単価は101万4,000円です。
県立小児とさいたま日赤の延べ床面積は6万5,000平米強でほぼ同じです。また、両病院はほぼ同じ時期に同じ場所に建てられており、資材の価格、人件費、建設環境もほぼ同じと考えられますが、県立小児の建設工事坪単価はさいたま日赤の1.8倍です。さいたま日赤のほうが階数も多く、ヘリポートもあり、高コストになると考えられますが、なぜ県立小児の坪単価が日赤の1.8倍もするのか、その理由をお聞かせください。
A 岩中 督 病院事業管理者
小児医療センターの建設費につきましては、「埼玉県建築工事積算基準」などをはじめ各種基準に基づき適正に積算いたしました。
総合病院であるさいたま赤十字病院と専門病院である小児医療センターでは整備された施設の内容が違うため、建設費の単純な比較は難しいと考えております。
しかしながら考えられるコストの差としては、まず、空気清浄度の高い空調機器や医療用ガス設備など医療設備を充実させた集中治療室、無菌室、感染症隔離病室が138床あり、さいたま赤十字病院の2倍以上整備をしております。
また、中間層に特別支援学校のプールや体育館など天井が高く重い施設があり、柱や基礎などの構造体を割り増す必要がありました。
さらには、子供たちが入院している病室には、高さによる恐怖感を軽減させるためにバルコニーを設けました。
病気や障害と闘う子供たちを笑顔にするため院内アートも設けるなど、子供目線の配慮も多く行っております。
これらの積み重ねがコストの差に繋がったと考えております。
一方、医療機能に直結しない内外装仕上げや設備は極力削減しながら、必要な機能は高い水準で実現されたものと考えております。
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