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掲載日:2023年12月7日
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平成29年3月14日、農林水産省から日本農業遺産認定を行う地域が発表されました。
「武蔵野の落ち葉堆肥農法」は、世界農業遺産への申請は見送りになりましたが、「日本農業遺産」の第1回目の認定地域となりました。なお、今回は8地域が認定されましたが、首都圏では唯一の認定地域です。
【日本農業遺産認定地域の概要:平成29年認定地域】(農林水産省hp)(PDF:409KB)
【世界農業遺産・日本農業遺産認定地域】(農林水産省hp)(別ウィンドウで開きます)
「武蔵野の落ち葉堆肥農法世界農業遺産推進協議会」は、平成28年8月24日に、川越市・所沢市・ふじみ野市・三芳町・いるま野農業協同組合・埼玉県川越農林振興センターの広域連携で、世界農業遺産及び日本農業遺産を目指すため発足したものです。
武蔵野台地に位置する川越市・所沢市・ふじみ野市・三芳町は、火山灰土に厚く覆われた作物が育ちにくい土地でした。
この地域では、江戸時代から多くの木を植え、平地林(ヤマ)として育て、木々の落ち葉を掃き集めて堆肥にして畑に入れ、土壌を改良してきました。
こうした取組が360年以上にわたり続けられてきた伝統農法を「落ち葉堆肥農法」と呼びます。
この「落ち葉堆肥農法」は今も受け継がれおり、平地林が各市町全域にその面影を多く残し、育成・管理されて景観や生物の多様性を育むシステムがつくられています。
会長 | 三芳町長 |
副会長 | 川越市長 |
会員 | 所沢市長 |
会員 | ふじみ野市長 |
監事 | いるま野農業協同組合代表理事組合長 |
監事 | 埼玉県川越農林振興センター所長 |
この「落ち葉堆肥農法」を、将来に受け継がれるべき伝統的な農業システムであるとして、平成28年9月30日に農林水産省において世界農業遺産及び日本農業遺産の認定申請書を提出しました。
その後、平成28年11月22日に、第一次審査(書類審査)を通過したことが農林水産省から公表されました。
農業遺産公募に係る一次審査通過地域(作成:農林水産省)(PDF:71KB)
平成28年12月15日に、世界農業遺産等専門家会議委員(広田委員:岩手大学農学部教授)による現地調査が行われました。
平成29年2月24日に、農林水産省において、世界農業遺産等専門家会議の委員に対するプレゼンテーション(二次審査)が行われました。
平成29年3月14日に、農林水産省から、日本農業遺産の認定を行う地域の決定について記者発表があり、『武蔵野の落ち葉堆肥農法』は、他の7地域とともに日本農業遺産の認定地域に選ばれました。
平成29年4月19日に、農林水産省講堂において「日本農業遺産認証授与式」及び「認定地域紹介プレゼンテーション」のが行われました。
「日本農業遺産」は、多様な伝統的農林水産業が営まれている国内の地域の価値を評価し、認知度を高め、地域の活性化につなげるため、平成28年4月に農林水産省が創設し、農林水産大臣が認定するものです。
「武蔵野の落ち葉堆肥農法世界農業遺産推進協議会(以下「協議会」という。)」では、より多くの人に協議会の趣旨に賛同いただき、講演会やシンポジウムなど、会の活動への参加や認定された農業遺産の維持に関する御意見・御協力をいただくため、賛助会員を募集しています。
申込方法などについては、以下のリンクを御覧ください。
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