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掲載日:2022年12月16日
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サツマイモ基腐(もとぐされ)病は、感染するとつるや葉が枯れ、イモが腐敗する病気です。
埼玉県内では令和3年8月に初めて確認されました。発病が確認されたほ場は、住宅地にある家庭菜園です。
本病と疑われる症状を確認した場合は、農林振興センターまたは病害虫防除所にご連絡ください。
病原菌:糸状菌(カビの一種)
寄宿植物:ヒルガオ科(主にサツマイモ)
症状:茎の地際部が黒変~黒褐色に変色し、茎葉は黄色や紫色に変色してしおれ、症状が進むと壊死します。イモは主になり首側(茎の付け根側)から腐敗します。
(1)イモや苗に病原菌(カビの一種)が感染します。
(2)感染した種イモからとった苗や感染した苗が畑に植えられると発病します。
(3)発病した株で作られた菌の胞子が、雨水等により移動することで周辺の株に伝染します。
(4)病原菌は植物体(サツマイモ)の残渣の中で越冬し、翌年の伝染源となります。
疑わしい株は早めに抜き取り、ビニール袋に入れて処分しましょう。
種イモや苗は傷や腐敗がないかよく確認し、基腐病をほ場に持ち込まないようにしましょう。
ほ場の排水対策を行いましょう。
苗を自家で作る場合は、生育が健全なほ場から採取した種イモを用いましょう。
収穫後の残渣はほ場に残さず、持ち出して処分しましょう。
※総合的な対策は下記参考資料などを参照してください。
本病は平成30年に沖縄県で初めて確認されました。その後、鹿児島県、宮崎県、熊本県、福岡県、長崎県、高知県、静岡県、岐阜県、群馬県、茨城県、東京都、千葉県、岩手県、愛媛県、福井県で確認されています。埼玉県では今回が初確認となります。
サツマイモ基腐病の発生に御注意ください(農産物安全課ホームページ)
サツマイモ基腐病の発生生態と防除対策(令和2年度版)(農研機構ホームページ)
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