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掲載日:2024年10月11日
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令和4年に「環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律(みどりの食料システム法)」が施行されたことに伴い、令和5年3月に埼玉県と県内63市町村が共同で「埼玉県環境負荷低減事業活動実施計画」を策定しました。
みどり認定は、みどりの食料システム法に基づき、環境負荷の低減に取り組む生産者が作成する「環境負荷低減活動実施計画」を知事が認定する制度です。
埼玉県では令和5年4月に認定制度をスタートし、化学肥料や化学農薬の使用低減などの環境負荷低減の取組を推進しています。
この度、川越市で水稲とマコモタケを栽培している小江戸南古谷農園(代表:田中邦和氏)が、みどり認定を取得しました。
川越農林振興センター管内では初めての認定ということで、令和6年9月27日に当センター所長から認定証が授与されました。
代表の田中さんは、栃木県の「NPO法人・民間稲作研究所」で、化学合成した農薬や化学肥料を一切使わない、自然環境を活かした米作りを学び、緑肥やほ場由来の有機質(稲わら、もみ殻、米ぬか等)をほ場に還元し、微生物の働きにより分解を促進する土づくり等の取組を行っています。
「小江戸南古谷農園は代々続くお米農家です。幼い頃から祖父や父親の背中を見て育ち、お米作りを学びました。その中で、食文化の継承や『食育』の重要性を感じました。生物との共存や地球環境を考えることで、地球に優しい農法を実施し、『子どもたちの未来と地球環境を後世に伝える』という信念をもって、今後も安心・安全な農産物を提供します」と語ってくださいました。
みどり認定を受けると、設備投資の際の税制優遇や補助事業の採択で優遇されるなどのメリットがあります。
当センターでは引き続き、みどり認定制度の推進に努めて参ります。
当センター所長から認定証の交付を受ける田中邦和氏(左)
認定証を掲げる田中邦和氏(右)
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