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掲載日:2022年12月15日
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・平成28年3月24日 多面的機能支払交付金を紹介するDVDを地域住民及び尚美学園大学と連携し制作しました
埼玉県の農業農村整備は、1.農業生産基盤の整備、2.農業水利施設の整備・更新、3.農業農村の防災対策を、3つの重点施策として推進しています。その他、多面的機能支援事業など農業農村整備に関する様々な事業を推進しています。
川越管内の水田地域は、主に川越市、坂戸市、富士見市の荒川低地沿いに位置し、大正から昭和30年代にかけて耕地整理により10a区画に整備されました。近年は農家の高齢化や後継者不足による耕作放棄地の増加等、水田農業の継続が困難になっています。このため、農地中間管理事業による担い手への農地集積と合わせて、農家の経営コストの低減や作物生産性の向上を図るため、埼玉型ほ場整備事業による基盤整備を推進しています。
県内の基幹的な農業水利施設は戦後に急速に整備され、現在は老朽化が進み更新時期を迎えています。維持管理費の増大や大規模災害の発生に対応するため、施設の長寿命化対策や更新整備を計画的に行う必要があります。川越管内には基幹的農業水利施設が約18施設あり、これらの計画的な補修、更新計画の策定を推進しています。
川越管内には基幹的農業水利施設のほか大小数多くの農業用ため池があり、受益面積が0.5ha以上のため池は約20箇所あります。ため池等の災害の未然防止を図るため、監視・管理体制の強化やハザードマップの作成、耐震対策計画の策定等を推進しています。
農業農村は、作物の生産をはじめ県土の保全や自然環境の保全、良好な景観形成等多くの多面的機能を有しています。しかし、近年では農家の減少や高齢化等により農業用施設を適切に保全することが困難になってきました。農林水産省では地域の共同活動を支援するため、平成19年度に多面的機能支払交付金制度を創設しました。県では、農村地域の水路の草刈りや泥上げ等の共同活動に対し本交付金制度の活用を推進しています。
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