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掲載日:2024年3月4日
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特定非営利活動法人游(ゆう)は、様々な立場の人が互いの生命を尊重し、人権意識を豊かに育て、ともに生きることができる地域社会を実現することを目指して活動するNPO法人です。
事業内容は、「障がいのある人が地域での生活を自分らしく生きるためのサポート」、「高齢になっても自分らしく生きるためのサポート」、「女も男も自分らしく生きるためのサポート」など、障がい福祉サービス、生活支援、高齢者支援や就労支援など、多岐にわたります。今回は事業内容の一部である「3A(スリーエー)」の普及活動をご紹介します。
平成28年10月14日(金曜日)に開催された、「三郷市シルバー元気塾特別講座(三郷市総合体育館)」内の特別講座「認知症予防3Aゲーム」を見学させていただきました。講師は、水口理事です。
3A(スリーエー)とは、脳の活性化で認知症の発病や進行を遅らせることを目指す取組です。「明るく」、「頭を使って」、「あきらめない」という3つのテーマの頭文字「あ(A)」から名付けられています。静岡県の看護師増田さんが提唱して広がっています。
今回の講座は、参加者は椅子に座って大きな円をつくり、その真ん中に水口さんが立って、講義を進めるスタイルです。水口さんの明るい声で講座が始まると、参加者の円は大きな笑い声に包まれ、すぐに和やかな雰囲気に変わりました。水口さんは、参加者全員とコミュニケーションをとりながら、次々とゲームを進めていきます。「手を前に、指を折りながら数を数えて」、「できるだけ早く10まで数えて」、「右手をチョキ、左手はパー」など、参加者は指示にしたがって、声を出したり、手を動かしたりと、頭も体も使いながら、大きな笑い声とともに講座は進みました。
講座終了後に、水口さんにお話を伺いました。
3Aゲームは「できなくていい」そうで、「できないありのままの状態を受け入れることも大切」とのことです。ゲームを通じて人と繋がり、脳が活性化され、認知症の予防や改善、人間関係の優しい関係づくりにつなげていくことを目指して活動しているそうです。「自分にできないことがある、ということを受け入れられると、他者ができないことにも寛容になれるのではないかと思うのです。それが障がい者や高齢者など社会的弱者とともに生きるということに繋がればと思っています。」とのお話でした。
水口さんの明るい声と軽やかな進行、参加者のかたがたの笑顔と大きな笑い声、元気いっぱいの大きな人の輪がとても印象的な講座でした。
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