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掲載日:2024年3月4日
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体操を通して健康づくりを推進している三郷市のNPO法人笑美会いい友体操を取材しました。今回は三郷市北公民館において近藤代表理事からお話を伺いました。
笑美会いい友体操は、三郷市内の公民館やコミュニティセンターなど13カ所で月に2~4回主に高齢者のかたを対象に体操を行っています。会員の中で最高齢はなんと91歳だそうです。今回取材した三郷市北公民館に通っている方の中では、88歳のYさんが最高齢でした。Yさんは会の発足当初から10年以上会員として活動に参加しており、以来病気やけがをしたことがないそうです。体操は棒、チューブ、椅子などを用いて行うもので、取材者も参加させていただきましたが、体全体の筋肉を使い、バランス感覚を必要とするので思っていた以上にきつかったです。今年入会したTさんは、自身の趣味である山登りのトレーニングの一環で参加していました。今では前よりも息が上がることなく楽に山登りができるようになったそうです。運動の後は、食生活と病気の関係性についてなど、健康に役立つ講義が近藤代表より行われ、冗談を交えた講義で、和やかな雰囲気の中、参加者にとって大変有意義な時間となっていました。
チューブを使った体操
棒を使った体操
椅子とチューブを使った体操
近藤代表による講義
単に体を鍛えるための体操ではなく、みんなが楽しみながら運動ができるような雰囲気づくりを心掛けているそうです。笑いを交えながらみんなで楽しくやることで、自然と交流ができ、継続して運動ができればとおっしゃっていました。また、消防士として働いていた経験から、災害時への備えなど、日常生活において気を付けてほしい情報も伝えるよう心掛けているそうです。
高齢化社会となった現在、元気で長生きできる健康寿命を延ばすことがとても重要です。介護を必要としない生活を目指し、元気な人をそのまま元気にしたいという思いで活動に取り組んできました。地域の皆さんの笑顔で自分も元気をもらっています。誰もが最後まで生き生きとした生活を送りたいと願っています。運動を通じてそのための一助となればと思います。そして何よりもそのかた本人が健康であることが一番幸せな事だと考えています。
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