トップページ > くらし・環境 > 環境・エコ > 自然環境 > みどりの再生(緑の保全、創出、活用) > くぬぎ山地区の自然再生 > 第2回くぬぎ山地区自然再生協議会議事要旨
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掲載日:2024年6月20日
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犬井会長より挨拶が行われた。
国土交通省都市・地域整備局公園緑地課緑地環境推進室 新田敬師企画専門官による「都市の緑地の保全と創出~公園緑地事業を活用した自然再生の取組~」と題する講演が行われた。
管理・活用小委員会委員長及び、再生・保全委員会委員長より小委員会での協議内容について報告が行われた。
事務局より、4点の配布資料について概要の説明が行われた。
主な質疑
(会長)
くぬぎ山地区におけるダイオキシン類調査(土壌)の調査結果について、専門家である飯田委員長からコメントをいただきたい。
(飯田委員長)
くぬぎ山地区の土壌のダイオキシン汚染には二つの由来が考えられる。一つは焼却灰や煤塵によるもの。もう一つはかつて使っていた除草剤、殺虫剤、殺菌剤などによるもの。測定の結果は100ピコグラム程度であるので、焼却炉がそのまま残っているところは別として今まで買い取った場所や、林の中については心配しなくてもいいのではないかと考える。
(委員)
pg-Teq/gの意味を教えてもらいたい。
(飯田委員長)
一番毒性の強いダイオキシンに換算した値という意味。
(委員)
アカマツの樹皮は凹凸があり油脂に富んでいるので、ダイオキシンを吸収しているのではないかと思うが、調査結果はあるか。
(飯田委員長)
調べてないが、雨で落ちたりもするので表面に付着したものがどんどん中に入っていくということはないと考える。
(委員)
管理活用小委員会の課題について、“廃棄物処理施設の積極的な移転誘導”とその次の“移転誘導しなくてもいいのではないか”という2つの意見があったが、最終的に小委員会でどちらかに結論を出す方向になるのか。両論併記もありうるのか。
(飯田委員長)
最終的にはこの全体会議で結論が出たものが全体構想になるので、小委員会では議論を深め、その結果を全体会に持ち込んで最終結論を出す、という手続になると思われる。ただし、小委員会で結論を出すということになれば、議論をしたいと思う。
(委員)
三富新田が世界遺産や文化財保護の候補地だと書かれているが本当か。
(亀山委員長)
指定されてもよいほど価値のある場所という意味だと思う。具体的な話ではない。
(委員)
“くぬぎ山の農用林としての役割は終っている”との意見が農家から多数出たということだが、将来の方向性の提案はあったか。
(飯田委員長)
将来の方向の提案はなかった。また、この意見もすべての農家のかたの意見ではない。
(会長)
今後くぬぎ山が農用林としてどの程度使っていけるのか、いけないのかということも含めて、農用林としての役割については両委員会に係わることなので、両委員会で議論を詰めていって頂きたい。
(委員)
三富をこれからどうするのか、ということは、今回のくぬぎ山の協議会の大きな方向になると思う。三富の方向性が出ているのであればどういう方向になっているのか。その中でくぬぎ山の協議会が全体構想も含めてどういう役割を担わなければならないのか、ということも詰めていかなければならないと思う。
(委員)
地域に住む人間として、三富の現状を踏まえた上で、三富ではなく、くぬぎ山として議論をしてほしい。
(会長)
今後、三富とくぬぎ山の位置付けについて小委員会でも議論を続けてもらいたい。
(委員)
自然再生全体構想のたたき台について、委員から意見を提出しているので次回の小委員会などで、それを参考に議論を深めたい。
(会長)
二つの小委員会での意見、本日の意見、提出していただいた意見をもとに全体構想の内容を詰めていく。
(委員)
三富を背負っている下富の農民として、やはり三富というのは外せない。元々くぬぎ山というのは、古い歴史のあるもの。そこへ産廃業者の問題、破壊等の問題が発生し、なおかつ農民が管理したくてもできない状態が第二の危機である。それをどうしようか、ということが目標だと思っている。ヤマを少しでもよくしたければ、農家の管理に協力してもらいたい。その中から意見が出たらよいと思う。
(委員)
私どもの経営者の中にはゴミの回収業者もいる。皆さんの住宅等から出たゴミをここで整理している。農地や住宅地ではできないからここに来ている。それを邪魔扱いはどうかと思う。
(会長)
新規加入について
新規加入申請者全員(5名)の加入が承認された。
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