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掲載日:2026年9月17日
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株式会社エンジョイワークス
皆様、こんにちは。神奈川県鎌倉市よりまいりました、エンジョイワークスです。早速ですが皆様、この数字(33.0万、9.3%)が何の数字かお分かりになりますか。埼玉県内の空き家件数と空き家率の数字になります。本日私たちが御紹介差し上げるのは、この課題に対して遊休不動産もプレイヤーも地域で育てていく、そんなプログラムを御一緒しませんか、という御提案になります。改めまして私、株式会社エンジョイワークスの瀬部と申します。
私たちは鎌倉を拠点に、不動産・建築設計・空き家再生・宿泊施設、カフェなどの場の運営、そして地域活性化のファンドの運営といった事業を展開している、いわば「まちづくり会社」になります。我々は、地域の皆様がライフスタイルを自分事化して考えられるように、「参加型まちづくり」という仕掛けを使いながら、地域共創の場を作っていくことを目的に事業を展開している会社になります。創業当初は湘南エリアを中心にこういった事業を展開してまいったのですが、ここ10年間は日本全国の自治体様から、空き家再生や地域活性化の課題を多くいただくようになり、お仕事もどんどんおかげさまでいただけるようになりました。今では日本全国で約100事業ほどの遊休不動産再生事業のプロデュースに関わらせていただいております。今年度からは、埼玉県下のとある市町村から、公的遊休不動産の再生事業のお仕事もいただいております。
そんな私たちに、地域の方々からよくいただく課題として共通するのが、遊休不動産とプレイヤー、この2つの課題についてです。増える空き家に対してプレイヤー・担い手を発掘していきたいという地域の皆様、増える公的遊休不動産に対して民間事業者を呼んでいきたいという地域の方々。それぞれの地域の方がいろいろな施策を展開していただいているのですが、「なかなかそのマッチングがうまくいかない」、という課題をよくいただきます。こういった課題に対して、私たちはこの遊休不動産もプレイヤーも地域で育てていく、その名も「事業者育成型公募プログラム」というものを御提案させていただいております。このプログラムに関しては、具体的な物件を対象に地域の皆様方から事業のアイデアを募集し、その事業化に向けて地域の皆様でメンタリング、いわゆる事業計画をブラッシュアップ、街中でプレマーケティングをしながら、最終的に事業化まで持ち込んでいく、約1年間のプログラムとなっています。
このプログラムの特徴としては、公募という名前がついているので少し分かりづらいのですが、フルオープンで事業のブラッシュアップの過程を地域の皆様方に御展開差し上げることによって、応募してくださった方の複数の事業を同時にブラッシュアップ、はたまたそこに参加していただいた方にその事業を応援したいというファンを形成していく、といったところがプログラムの特徴になっています。まちが所有している古民家で開催した事例もあれば、まち中の問屋街のビルで複数展開をしている事例もあれば、地域のゼネコンがお持ちの遊休不動産を対象に展開しているプログラムもあり、今まで約30地域でやらせていただいています。当初は我々も物件と人のマッチングがなかなかうまくいかなかったのですが、今では1年間で1地域でやらせていただくと3事業ほど生み出せるようになりました。
このプログラムを始めるにあたっては、事業者を育成するエリアとしてエリアビジョンを位置付けながら、そこに対して自治体と地域の金融機関、そしてメンターと呼ばれる、まちですでに事業をやられている先輩プレイヤーの方々と協同してやることで、プログラムとして成立しています。
ここからは具体的な2つの事例を参考に、皆様に進め方をイメージしていただこうと思います。1つ目は、奈良県生駒市とやらせていただいた街中の複数の物件を対象にしたプログラム。2つ目は、町が所有している古民家でやらせていただいた神奈川県真鶴町とのプログラムになります。
奈良県生駒市との取組では、ベッドタウンの駅前商店街の複数の物件に対して、ローカルビジネス起業家、そして将来のまちづくりの担い手も育てていくプログラムとして、1年間で3つの事業化に成功いたしました。「いこみなチャレンジ」と題されたこのプログラムでは、まず生駒市様と一緒に面白い物件を街中で発掘していこう、そこから始めております。この物件に対して、それを活用して事業をやりたい人、はたまたこれをサポートしていきたい人を募集しながら、地域伴走、官民連携で、この時は4ヶ月でプログラムを回していくという、非常にタイトなプログラムではありました。ですが、このプログラムに約100名の方に御参加いただきながら12個の事業計画に対して皆様と一緒にブラッシュアップを図り、最終的に3つの事業の種を生み出して、今事業化に向けて皆様方は動いていらっしゃいます。この成果をもとに、生駒市様とは2年目もこのプログラムを継続していこうと、新たな物件を発掘してプログラムを継続中です。また、将来的にこのプログラムをまちで自走化していこうとまちづくり組織を組成することに関しても着手を始めている、といった地域になります。
続いて、神奈川県真鶴町と取り組んだ事例です。過疎地域ではあるのですが、この遊休不動産再生を町民自らやっていく町民デベロッパー構想を実現するためのプログラムとして活用していただいています。築100年の古民家を対象に公募要件を住民が自ら作り、事業者候補として5社を顕在化させた成果を上げております。地域の皆様方が、「この施設を強く守りたい」という想いをどうつなげていくか、ということで、これを皆様が事業者を公募する要件にしていったら良いのではないか、といったところから始めて、地域の皆様と一緒に公募要件を作ることをプログラムのスタートとしてやらせていただきました。こういった取組とともに、地域の先輩プレイヤーと地域金融機関の皆様にもご参加いただきながら、このプログラムをまち全体にフルオープンで開示してやっていくようことで、どんどん口コミでまち全体に広がり、過疎地域ながらもこの古民家に対して5つの事業アイデア、事業者の方々を顕在化することができました。このプログラムは単なる借り手探しではなく、1つの公的遊休不動産をきっかけに町民の皆様がビジョンを考え、町民の皆様が事業計画を立て、そして町民の皆様がアドバイスをする。まさに町民デベロッパー構想を体現するようなプログラムの第一歩としてやらせていただいたというところです。しかも、ここで事業化できなかった方々に対しては他の遊休不動産を分け与えることで、面的再生のきっかけにも活用していくというプログラムです。
この2つの事例を踏まえ、最後に皆様にこの事業者育成型公募の始め方について御案内して締めたいと思います。このプログラムは、私たちとしては単なる人材育成の取組ではなく、3年間、あるいは4年間の地域活性化のまちづくりのロードマップの最初のステップとして位置づけております。ですので、街中に遊休不動産や空き家がある、街中を再生したい、またそれを自走化できる仕組みを作りたい、そんな市町村と一緒にこのプログラムに取り組みたいと考えております。
最初はエリアのビジョン作りからでも結構です。はたまた物件がある市町村がいらしたら、まず物件調査からでも結構です。また、長期的なロードマップを見据えて、国の制度などを活用していく、そんな御相談も承ります。遊休不動産もプレイヤーも地域で育てる事業者育成型公募を是非、皆様と始めることができたらと思います。御静聴ありがとうございました。
司会者
瀬部様、ありがとうございました。私の実家が北海道の函館なのですが、空き家が多いと感じているので、是非、北海道も御支援いただけたらと思いながら聞いておりました。
株式会社エンジョイワークス
是非、御一緒しましょう。
司会者
ここからは会場の皆様から質問をお受けしたいと思いますが、いかがでしょうか。質問がある方は是非、挙手いただければと思います。
質問者
今日は御説明ありがとうございました。大変魅力的なプログラムですが、エンジョイワークス様ご自身がこれに取り組むための活動資金はどう得ていらっしゃるのでしょうか。それから、実際にプログラムを始めるとなると、今もお話の中に出てきましたが、金融機関を必ず融資などの形で巻き込まないといけないと思うのですが、どういった形で巻き込まれているのかについて教えていただければと思います。よろしくお願いします。
株式会社エンジョイワークス
ありがとうございます。我々の活動費といたしましては、今まで御協力させていただいた市町村様には基本的に委託という形で業務としてお出しいただいてやらせていただいているプログラムになります。当初は国土交通省の事業や補助事業を活用しながら使わせていただいたり、幅広い形で御提案を差し上げることは可能になっております。
2つ目の金融機関様の巻き込み方法は、空き家・遊休不動産といったもののプロジェクトに対して、おそらく金融機関様はなかなか融資できないと思います。私たちは、いきなり「融資をしてください」という御協力ではなく、「地域でこういったプロジェクト、ちゃんと事業が回るようなプロジェクトを地域の皆様と生み出していきます」ということを地域の金融機関様に初めから見ていただくことが非常に重要だと思っています。
私どもとしては、空き家・遊休不動産の再生に関して複数の物件で事業化ができた際には、不動産特定共同事業といったものを使ったファンドの形成ができていきますので、その御支援をさせていただくというものももちろんですし、そこに最終的にはその過程を見ていただいた地域金融機関様も乗っていただいて、皆様と一緒に地域をより良くしていく、そういったプロジェクトに発展させていただきたいと思っているところです。
質問者
ありがとうございます。よくわかりました。
司会者
ありがとうございます。改めまして、株式会社エンジョイワークスの瀬部様、ありがとうございました。
株式会社エンジョイワークス
ありがとうございました。