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掲載日:2026年9月17日

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株式会社ベスプラ「フレイル(虚弱)予防・生活習慣病予防を実現し、地域の活力維持を目指すため、健康行動で貯まるポイントを地域内で活用する仕組みを作る」

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株式会社ベスプラ

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発表

株式会社ベスプラ

株式会社ベスプラの代表を務めています、遠山と申します。今日はこのような機会をいただきありがとうございます。我々のヘルスケアと地域の活性についてお話させていただければと思います。

我々、株式会社ベスプラと申しまして、中高齢者のヘルスケアに特化したITスタートアップです。東京都渋谷区で創業して、今期15年やっています。ヘルスケアのサービスを開発しては、研究してというのを繰り返しています。

最近だと自治体にヘルスケアのサービスを導入することが多く、埼玉県だと越谷市に入れさせていただいています。我々のスタートアップとしての課題は、超高齢化による社会保障給付、医療費とか介護費が上がってくる、これをポピュレーションアプローチで何とかしたいと思って開発をしています。我々の解決策としては、根拠ある健康活動を誰でも簡単にできるようなアプリを開発していこうということで、医者や大学の先生と協力して、脳に良いアプリというものを開発しました。これは既存の生活習慣病や認知症の予防効果をしっかりとアプリに仕組み化して、歩く・脳トレ・食事管理・バイタル管理・服薬の管理、本当に基本的な健康活動を1つのアプリで簡単にできるというところにこだわっています。

最近だとChatGPTの機能も入れて、何でも相談という、夜や朝方、誰かに相談したい時に、心のケアという意味も含めて、AIとの相談の機能を入れています。今、ユーザーが20万人ほどいらっしゃいまして、継続率は80%以上あるので、高齢者の方に1回使っていただくと長く使っていただけるということがデータとしても見えています。

このアプリは、2017年から内閣府のImPACTという研究で、大規模な実証でいくつか研究結果として取れています。1つは生活習慣病の予防です。これは八王子市5,000名を対象に、我々のアプリを使ったら血圧やBMIがしっかり下がったという示唆が取れています。もう1つは認知症の予防です。これは浜松市500名を対象に脳のMRIを撮らせていただいて、その神経細胞の量の減りを見ています。加齢とともにやはり神経細胞の量は減ってきてしまうのですが、我々のアプリを使うとなだらかになる。どのくらいなだらかになるかというと、認知症を9年ほど遅らせられるような理論値が取れたということで、こういったエビデンスを論文化させていただいているところです。最近だと日本デジタル医学会の賞もいただいているので、お医者様にもこういったところを協力していきたいなと思っています。

我々のアプリを自治体に導入していただくと、こういった健康活動や社会参加をするとポイントがもらえて、そのポイントを市内の店舗で使えたり、PayPayに交換できるということで、「住民の方が健康になって地域が活性化する」という目標の元、自治体様と一緒に普及させていただいています。

実績としては、中高齢者向けのアプリとしては一番のシェアを取っているサービスに成長していまして、特に八王子市では「てくポ」という名前で健康ポイントをやっているのですが、厚労省と経産省後援の日本健康会議2024というのがあったのですが、それの最優秀賞もいただいているので、国もやはりこういったICTを使ったヘルスケアを進めていくのかと感じます。

この八王子市の「てくポ」ではどういうことをやっているかというと、我々のアプリを使って、歩くとか脳トレ・健康管理・社会参加をやっていただくとポイントがもらえて、それを市内の店舗で使えたり、PayPayに交換できるということで、高齢者の方も楽しく自発的にやっていただけると伺っています。

なぜならば、4年前は300人から始まったのですが、これがどんどん増えまして、今16,000人、これは八王子市の高齢者人口の約10%。もう10人に1人はこういったサービスを使っているということになっています。実際の意識やメンタルの向上についてアンケートを取るのですが、「外出の機会が増えた」とか「気持ちが明るくなった」という声が多いです。あとは各数値です。「歩行速度が速くなった」とか、「認知機能が改善した」とか、そういったところがデータとして取れています。

具体的な効果事例として、78歳の男性の方が朝日新聞社の取材に答えていただいています。この方、以前は膝が痛くてあまり歩けなかったそうです。医者に相談すると、手術が必要と言われて車椅子を覚悟したそうです。そんな折に我々のアプリを市の方に紹介していただいて、毎日少しずつ歩行と食事管理を実施したところ、今では毎日5,000歩以上歩けるようになったということで、御本人としても「2年前は考えられない。歩くことが嬉しい」と言ってくださったので、こういった方を増やしたくて、我々もアプリを展開しているので、嬉しい事例として紹介させていただきました。

では、こういった方は増えていますか、と八王子市に分析していただきました。国保データを分析していただきました。そうしたところ、アプリを使っている人と使っていない人、医療費がどのぐらい安くなったかというと、21,000円ほど。介護費だったら7,600円削減というところが見えました。特に医療費は重症化が予防できた。なぜならば、医者に行く人は増えてしまった、外来に行く人は増えてしまったが、入院する期間が大幅に減ったので医療費が削減できた。重症化予防がかなり狙い通りできてきたと思います。

そのポイントとして大きく2つあるのかと思います。どういうところかというと、我々のサービスは地域との連携をとても大事にしています。何を言っているかというと、我々のサービスから自治体は地域のイベントや通いの場に二次元コードを配布できます。ここに行くとポイントがもらえると。そうすると市民の方はそこに行って二次元コードを読むとポイントがもらえる。少し趣味を促すような、そういったちょっと背中を押すような施策ができます。逆にポイントが使えるところ、保養所などに二次元コードを読むとポイントが使える、ということも設計できます。なので、地域の課題ごとにこういったことができるというのは非常に重要かと思っています。

もう一つは、歩くだけではなく、脳トレや食事管理など、いろいろなコンテンツがあった方が良い。我々のアプリの活動状況を見ても、歩く方33%・脳トレが好きな方33%・食事管理が好きな方33%と結構分かれています。女性は食事管理が多かったり。そういったいろいろなコンテンツで興味を引いた方が良いのかと思います。

こういったサービスをすると、大体「健康関心層しか入らないのではないか」とよく言われるのですが、半分合っています。1年目は健康関心層しか来ないかなと。歩数も多くて歩行速度も速い方が来る。でも3年やっていると、地域で健康無関心層が入ってくる、歩数が少なくて歩行速度も速くない方がどんどん入ってくるので、地域をちゃんと巻き込んで続けていくということはとても大事だと思います。

越谷市は「きらポ」という名前でやっているのですが、今31億歩歩いていて、医療費抑制額にすると2億円ほど安くなっているところで今でも継続していただいているので、我々としても埼玉県下の自治体にこういったところを提供できればと思っています。

こういった自治体のポイントの事業でよくある課題が大きく3つあります。何かというと、「普及、継続しない」、2つ目が「効果がわからない」、3つ目が「原資が続かない」という問題です。「普及しない」と「効果がわからない」はだいたい我々クリアできているかと思います。最後の「原資が続かない」という問題を我々は企業様と連携して何とかしたいと思っています。具体的に、ポイントの原資をいただきます。それを付与してポイントを利用する。これが一般的な健康ポイントの流れになるのですが、我々は店舗、企業が集客や商品の紹介ができるようになっています。そうすると、その費用をいただいて、それをポイント原資にしていくことで、自治体の負担なくポイント原資の仕組みをやっていこう、というものを我々は提供させていただいています。

やはり何かしら外出や興味のきっかけを作ることが大事だと思っているので、アプリに地図が出まして、お店がプロットされて紹介しており、営業時間になるとそこにキャラクターが発生します。そこまでと歩いて行って、脳トレの対戦をして勝つとポイントがもらえる。そのポイントを使ってちょっと店舗で何か買っていこう、というような誘導ができる、外出のきっかけになります。店舗、企業もその人に合った商品の紹介ができるので、商品を知るきっかけにもなります。

最後に、企業はよくイベントなどを行っているかと思いますが、そこにも二次元コードが出るので、興味のきっかけにもつながることができる。我々はこういった健康と地域の活性化、興味を作っていく、こういったことをお手伝いできればと思います。私からは以上です。ありがとうございました。

質疑応答

司会者

ありがとうございました。1つ具体的にお答えいただきたいのですが、自治体様が導入された後、やはり早く効果を知りたいと思います。その際に、自治体毎にどういったタームで、どういった方法で測定の効果の報告を受けることができるか、そのイメージを少し教えていただけますか。

株式会社ベスプラ

ありがとうございます。我々は月次レポートということで、月単位で報告させていただいています。なぜならば、やはり月によってどのぐらい歩いているか、バイタルをどのくらい登録しているか、そしてそれが月次でどういう推移なのかを提供させていただくことで、例えば「歩数が今月少ないから、再来月ウォーキングイベントをやろう」など、推移で見せることによってそういった判断にもつながるので、我々は月次で報告させていただくのと、当然年次でも分析のレポートを出させていただきます。

司会者

それは今おっしゃった、例えば歩数とかバイタルで取れるものだけではなく、医療費や介護費の抑制効果もそのタイミングで試算というか、御報告いただけるという認識でしょうか。

株式会社ベスプラ

そうですね、筑波大学の研究で、1歩あたり0.061円の医療費が抑制できる、というような研究があるので、その研究に基づいて、何歩ぐらい市民の皆様が歩いたので大体全体で医療費抑制額はこのくらいです、というところは提示させていただいています。

司会者

なるほど、わかりました。ありがとうございます。改めて株式会社ベスプラの遠山様、ピッチそして御質問ありがとうございました。

株式会社ベスプラ

ありがとうございました。

お問い合わせ

環境部 エネルギー環境課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 第三庁舎3階

ファックス:048-830-4770

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