トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 令和7年2月定例会 > 令和7年2月定例会 代表質問・一般質問 質疑質問・答弁全文 > 3月3日(月曜日) > 松坂喜浩(県民) > 令和7年2月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(松坂喜浩議員)
ここから本文です。
Q 松坂喜浩 議員(県民)
昨年の質問と同様になりますが、自閉症を含む発達障害は、できる限り早期に発見し、適切な支援につなげていくことは言うまでもありません。1歳半及び3歳児を対象とした健康診査で発達障害の早期発見に留意するだけでなく、身近な保護者や周囲の方が、正確な知識を基に早い時期から気付くことが重要であります。
また、県内の保健センターにて発達障害に関する対応能力のレベルアップを図るため、研修動画を編集し、発達障害の早期発見、切れ目のない支援に取り組んできましたが、その成果はいかがであったのか、少し心配な部分もあると申し上げました。
昨年12月議会においても、塩野議員より5歳児健診の必要性についても質問がありましたが、発達障害の中には、注意欠陥多動性障害など、3歳児の健康診査の後、保育園などの集団生活の中で問題が明らかとなる場合があります。このため、保育園などにおいて的確に気付き、保健指導につなげていくことが重要だと申し上げました。
私は、精神障害者保健福祉手帳及び療育手帳を取得していない気になる子を適切に支援するために、保育園などにおける気になる子への判定について、現場の保育士さんからの意見も判断基準の一つとして重要視すべきと考えますが、いかがでしょうか。また、その判断に当たり、県はどのように市町村に対し助言をしているのでしょうか、福祉部長に見解をお伺いいたします。
A 細野正 福祉部長
地方交付税を活用して障害児保育事業を実施する場合、気になる子も対象となりますが、その判定については、国は基準を示しておりません。
このため、保育の実施主体である市町村が、気になる子の判定を含む保育所の入所に係る対応を行っています。
議員お話しのように、現場の保育士の意見を踏まえて気になる子の判定をすることは、大変重要だと認識しております。
具体的には、入所する際に、保護者との面談内容やこどもの様子を見て、特別な支援が必要かどうかを判断しています。
加えて、入所後においても、適宜、保育所からの相談を受け、市町村の保育士や作業療法士などの職員が保育所を訪問し、他のこども達とのやりとりなどを観察し、専門的かつ客観的に判断しています。
市町村に対する助言については、他の市町村で判定に当たって工夫している点や好事例等を、会議や日頃からの問合せの場などを通じて情報提供してまいります。
また、今後、会議の開催に当たっては、県の発達障害総合支援センターの職員が講師となり、専門的な観点により助言することで、適切な判断の参考となるようにしてまいります。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください