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掲載日:2024年12月27日

令和6年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(杉田茂実議員)

本県の農業振興について-「地域計画」により農地を次世代に引き継ぎ、10年後の農業を守れるのか-

Q 杉田茂実 議員(自民)

現在、市町村においては、各地域の農業の将来の在り方と、農地ごとに農業を担う人を地図上に示した目標地図を定める地域計画を、本年度末を期限として策定していると伺っております。以前も同様な事例があった記憶もありますが、きっとバージョンアップされていることでしょう。
協議の場に参加された就農者からのお話を伺うと、「10年後の話をされても、そのとき農業をやっていられるか分からない」「地域計画を作れば本当に10年後の農業を守れるのか」といった意見も聞かれます。私としても、この地域計画に期待したい反面、この実効性に大きな不安も持っています。
そこで、地域計画の意義、市町村の地域計画の策定に対する県の支援について、この地域計画にかける魂を入れた意気込みを農林部長にお伺いいたします。

A 横塚正一 農林部長

農業者の高齢化や後継者不足など、現在の地域農業の課題は、すぐに対応しないと10年後に更に深刻化する恐れがあります。
このため、10年後に多様な担い手が農地を活用し、儲かる農業が行われている姿を目指し、農業者や地域住民の皆様が現在の課題に向き合って解決策を考え、今から取り組むことが地域計画策定の意義と考えます。
県では農地中間管理機構等の関係機関と連携した支援体制を構築し、地域の話合いの場に頻繁に足を運び、農地の有効活用方針や目標地図の作成について助言を行うなど、市町村を積極的に支援しています。
また、地域計画の策定が進んでいなかった市町のトップに対しては、私自ら、その意義について直接訴えてきました。
地域計画を実現し、農地を有効活用するには、担い手の確保が極めて重要であるため、関係機関との連携を強化し、新規就農者の確保や企業の農業参入などの取組に一層力を入れてまいります。
地域計画は埼玉農業の持続的な発展を実現する重要な計画と考えており、10年後の埼玉農業を守るため、地域計画の実現に向け、全力で取り組んでまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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