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掲載日:2022年10月19日
Q 小川直志 議員(自民)
埼玉県西部地域は、知事から今お話のありました入間川流域緊急治水対策プロジェクトに位置付けられ、治水対策が進められております。
令和元年東日本台風では、入間流域の越辺川の堤防決壊や一級河川飯盛川・葛川からの溢水などにより、甚大な被害が発生をいたしました。知事はじめ県議会の皆様にも現地視察をしていただきました。ありがとうございました。
東日本台風から3年、プロジェクトチームがスタートして2年半が経過した現在、プロジェクトに位置付けられた飯盛川と葛川の進捗状況について、県土整備部長にお伺いいたします。
A 北田健夫 県土整備部長
飯盛川と葛川は、「入間川流域緊急治水対策プロジェクト」において、河道掘削や樹木伐採、合流点の処理の検討などが位置付けられました。
このため、短期的な対策として、河道掘削や樹木伐採を実施し、加えて、住民自らの避難行動に資する情報充実を図るため、簡易型河川監視カメラも設置いたしました。
また、中長期的な対策として、越辺川との合流点付近の浸水被害を軽減するため、令和3年7月に河川整備計画を変更し、新たに排水機場と調節池を整備することといたしました。
現在は、排水機場や調節池の設計を実施しており、整備の方向性が概ねまとまったことから、本年7月下旬に自治会長や区長などに対し説明会を開催いたしました。
この説明会で、出席された皆様からは、事業に対し概ね御理解を得られたものと考えております。
引き続き、地元の皆様の御協力をいただきながら事業を推進してまいります。
再Q 小川直志 議員(自民)
飯盛川と葛川ではそれぞれ治水対策が進められており、7月には地元関係者への治水対策の説明もされたということでございます。それぞれの河川において排水機場と調節池を整備することで、具体的な動きが見られましたが、かなり大規模な施設となるようであります。これらの整備には少し時間がかかってくるのでないかと感じております。
施設整備には地元の協力による用地の取得が不可欠でありますが、必要とする用地を全て取得するには多くの時間を要すると思います。早期に効果を発生させるためには、例えば、用地がある程度取得できた箇所から速やかに工事を進めていくなど工夫も必要ではないでしょうか。
そこで、排水機場と調節池を含めた飯盛川と葛川の整備について、よりスピード感を持って事業を進めるべきと考えますが、今後の見通しについて、県土整備部長にお伺いいたします。
再A 北田健夫 県土整備部長
まず、事業を円滑に進めていくためには、整備に必要な用地の取得について、地権者や関係者の皆様の御協力が不可欠ですので、地元市とも協力いたしながら、地権者の皆様への丁寧な説明に努めていきたいと考えております。
令和4年度実施予定でございますが、飯盛川では、現在実施中の排水機場の詳細設計を完了させるとともに、調節池の詳細設計や用地測量にも着手いたします。
葛川においては、排水機場と調節池の詳細設計や用地測量に着手します。
令和5年度以降につきましても、各種調査、用地取得、工事などをできる限り前倒しして進めてまいります。
今後、さらに事業を加速化させるためにも、国の「防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策」の予算を最大限活用してまいります。
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