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掲載日:2022年3月30日
Q 田並尚明 議員(民主フォーラム)
分散登校や短縮授業によって、授業時間の確保や児童生徒の学習意欲、学習の遅れが心配されます。県立高校は、原則、オンライン学習を活用した分散登校を実施していますが、小中学校については、自治体ごとにそのやり方に違いがあります。コロナ禍で児童生徒一人一台タブレット端末が貸与されたものの、分散登校や学級閉鎖など児童生徒が家庭で学習する場合、子どもの発達段階や健康面への配慮など様々な理由から、オンライン学習を実施していない学校があるのが現状です。
そこで、お伺いいたします。小中学校におけるコロナ禍の学習環境への影響に対する学びの支援について、埼玉県の現状と今後の方針を教育長にお伺いいたします。
A 高田直芳 教育長
県内の多くの小中学校では、新型コロナウイルス感染症の拡大により、学級閉鎖や学年閉鎖などの対応を余儀なくされており、また、感染不安によりやむを得ず登校できない児童生徒もいる状況です。
このような状況にあっても、児童生徒の学びを継続し、学習意欲の低下や学習の遅れが生じないよう対応していくことが重要であると考えております。
このため、県では、市町村に対して、各地域の感染状況や児童生徒の発達段階等に応じて、一人一台端末を活用したオンライン学習に取り組むとともに、感染予防対策を徹底した上で授業を行うことなどを求めてまいりました。
学級閉鎖等を行っている多くの学校では、オンライン学習に取り組んでおりますが、例えば、自宅で一人でオンライン学習をすることが難しい小学校低学年においては、ワークブックやプリントを活用した学習を併用するなどの工夫をしながら、学習を継続しております。
また、通常の授業でも、音楽や体育等の感染リスクが高い活動においては、演奏や実技の映像を活用するなどの工夫も行われております。
議員からご心配をいただきました学習の遅れにつきましては、埼玉県学力・学習状況調査では、ほぼ例年同様の結果が確認されておりますが、児童生徒一人ひとりの学習意欲の低下や学習に遅れが生ずることがないように引き続き取り組んでいくことが大切です。コロナ禍においては、今後もオンライン学習をはじめとする効果的な学習を進めるとともに、一人ひとりの学習状況を丁寧に把握して個別に指導するなど、全ての児童生徒に対する学びの支援が継続できるよう、市町村とともに取り組んでまいります。
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