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掲載日:2023年11月28日
Q 福永信之議員(公明)
小規模企業、中小企業の在職者のスキルアップについて、人材育成の観点から産業労働部長に御質問します。
まず、在職者のスキルアップのために、県はオーダーメイド型技能講習と派遣型技能講習を実施しています。すばらしい取組ですが、どの程度活用されているのか、そしてそれで十分だとお考えなのか、お答えをいただきたい。
さらに、生産性の向上に当たってはITやAIの活用推進が重要ですが、在職者のスキルアップをどのように支援なさっていくのかについてもお答えください。
A 渡辺 充 産業労働部長
まず、オーダーメイド型技能講習と派遣型技能講習の活用についてでございます。
県では、自ら社員教育を行う余裕のない小規模企業や中小企業を支援するため、高等技術専門校で在職者向けスキルアップ講習を実施しております。
その中で、特に企業の要望に応えるオーダーメイド型や講師を派遣する講師派遣型の講習に力を入れているところです。
これらの講習は、受講者が3人以上集まれば、企業がカリキュラムや日時・場所などを自由に決めることができます。
平成28年度はこの2つの講習を、延べ208社、1,455人の方に受講いただきました。
講習を受けられた企業からは、社内全体の技術水準が向上した、不良品の発生が減少したなどの声をいただいております。
今後とも多くの企業に講習を活用してもらえるよう更にPRするとともに、より一層企業ニーズに合った技能講習となるよう努めてまいります。
次に、生産性向上に当たって重要なITやAIの活用推進のため、在職者のスキルアップをどのように支援していくのかについてでございます。
ITやAIなどの活用は、企業が存続・発展するためには欠かせないものであります。中小企業などでは、この分野の人材育成が後回しにされる傾向もございます。
このため、県では在職者向け講習として、パソコンの文書作成や表計算、プログラミング、コンピューター製図など、基礎から応用まで多様なメニューを用意しております。
また、産業振興公社においても、ITに関するコンサルティングやIoT活用に関するセミナーの開催、さらには個別の相談を受けているところであります。
今後も、こうしたIT分野に関する支援策を充実し、多くの企業に活用していただき、企業が厳しい競争の中にあっても活躍できる人材の育成を支援してまいります。
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