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掲載日:2024年7月19日

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本多静六賞これまでの受賞者(第16回)

本多静六博士写真

埼玉県では、本多静六博士の精神を受け継ぎ、優れた学術研究や実践活動により、緑と共生する社会づくりに貢献した方に「本多静六賞」を贈呈しています。(平成18年度創設)

ここでは、第16回の受賞者を御紹介します。


【本多 静六】~自然を愛し森や公園づくりに情熱を注いだ埼玉の偉人~
本多静六博士は、慶応2年(1866年)に現在の埼玉県久喜市(旧菖蒲町)に生まれ、日本最初の林学博士として近代林学の基礎を築くとともに、明治神宮の森や東京都水源林などの森林の造成、日比谷公園や大宮公園をはじめとする全国各地の公園の設計など様々な事業を行い、近代日本の発展に大きく貢献しました。
また、私財を投じて取得した秩父地方の山林2,600ヘクタール余りを奨学金事業創設のため、昭和5年に埼玉県に寄付しました。この森林から生ずる収益をもとに「本多静六博士奨学金」が設けられ、昭和29年以降現在までに延べ2,000人を超える学生に奨学金が貸与されています。

第16回本多静六賞

第16回受賞者

犬井正(いぬいただし)氏

獨協大学名誉教授

犬井氏

功績の概要

  • 山林と平地林、里山を対象として林野と人間の諸活動に関する研究を行い、専門誌への論説などのほか、多くの学術書を上梓した。これらの身近なみどりの保全や活用の普及・啓もう活動により、平地林や里山の存在意義を一般に広く定着させ、その価値を再発見し高めさせた。
  • くぬぎ山地区自然再生協議会会長を務め、くぬぎ山地区の自然再生事業の基礎を築いた。また、埼玉県平地林整備指針検討会の座長を務め、さらに武蔵野の落ち葉堆肥農法の「世界農業遺産」認定申請活動のサポートなど、長年にわたり本県のみどりを守る施策に貢献した。
  • 里山の活用に観光的要素を組み込んだ手法の研究を実践し、地域住民の誇りや愛着を育む里山のエコツーリズム活動に取り組んだ。飯能名栗エコツーリズム推進協議会会長を務め、里山の利活用と地域活性化を結び付けた実践活動が全国の先導役となり広がりを見せている。

表彰式

令和5年5月31日水曜日に第16回表彰式を知事公館で行いました。

表彰式の様子

      表彰状授与                       集合写真

                               表彰状授与                                       左から林三芳町長、犬井氏、大野知事、梅田久喜市長

これまでの受賞者

関連リンク

お問い合わせ

農林部 森づくり課 総務・森林企画担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎5階

ファックス:048-830-4839

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