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掲載日:2018年10月20日
日時 |
第1回 平成28年12月2日(金曜日)13時30分から15時 第2回 平成28年12月9日(金曜日)13時30分から15時 |
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場所 | 埼玉県男女共同参画推進センター(With You さいたま) |
参加者 |
第1回 30人 第2回 22人 |
長野留美子さん ろう難聴女性グループ Lifestyles of Deaf Women主宰
「聴覚障害女性のエンパワーメント」と題して、ご自身の生い立ちから、2006年に、聴覚障害女性当事者のグループを立ち上げるまでの経過をお話しいただきました。また、2011年には、東京都練馬区で子育てグループ「手輪るサロン」を立上げ、子育てをしながら働き方を模索中とのお話しがありました。現在は、聴覚障害女性のエンパワーメントを目的に、教育や就業、地域での生活で困難を抱える聴覚障害女性の課題を解決するために、情報保障を含めた合理的配慮を教育機関や行政機関に対して求めていき、聴覚障害女性が政策形成過程に参画していくことが必要と話されました。
酒井久枝さん (社福)埼玉県聴覚障害者福祉会当事者スタッフ
「私の障害(生涯)」と題して、ろう学校での経験や、寄宿舎での生活で手話を習得され、孤立感から救われたというお話し、また社会人になってから、埼玉県聴覚障害者協会に関わるようになり、地元のろう者ともつながりができ、その後、協会の様々な活動に関わっておられるというお話しがありました。また、聞こえる人たちが想像する「差別」と、聴覚障害者が実際に体験している「差別」には大きな隔たりが依然としてあるとして、全日本ろうあ連盟が発行している『よくわかる!聴覚障害者への合理的配慮とは?』の資料の紹介がありました。
関連パネル展示を開催しました。
(左)With You さいたま作成「障害と女性」
(右)埼玉県産業労働部就業支援課作成「ともに」働くなかまたち
情報保障のために、手話通訳者の配置とパソコンを使用した筆記を行いました。
講師:大橋由香子さん
(SOSHIREN女(わたし)のからだから/編集者・ライター)
【著書】「からだの気持ちを聞いてみよう」(ユック舎)、「キャリア出産という選択」(双葉社)等多数。
旧優生保護法の下、子供を持つことを奪われた人たちがありました。私たちは、本当に産むか、産まないかを自由に選んだり決めたりできているのかという重い問題を考えさせられました。どういう生活をするのか、一人ひとりが自分で選択し、決めていく。一人では難しい時は、必要なヘルプを受けながら自分で決める。そんな当たり前のことが、まだまだ進んでいないことを実感する講座でした。
DVD「忘れてほしゅうない~隠されてきた強制不妊手術~」
何も知らされることなく、不妊手術を受けさせられた脳性まひの女性が自分の痛みや辛さを誠実に、時に明るく語るノンフィクション記録ビデオ。
優生思想を問うネットワーク制作・著作。
とても、衝撃的な作品でした。当センターの情報ライブラリーに所蔵しています。ライブラリー内で、ご鑑賞いただけますので、ぜひご覧ください。
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