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掲載日:2018年10月20日
日時 |
平成28年11月20日(水曜日) 13時30分から16時00分 |
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場所 | 埼玉県男女共同参画推進センター(With You さいたま) セミナー室 |
参加者 |
63名 |
11月12日~25日の「女性に対する暴力をなくす期間」には、全国で女性に対する暴力の根絶のため、様々な取組が行われています。
当センターでは、DVの実態と対策について広く知っていただくため、毎年「DV防止フォーラム」を開催していますが、今年度はこの期間にあわせて開催しました。
今年度は、DV体験の手記を元にした朗読劇の公演、そして、若い世代向けにデートDVに関し本を出版された弁護士 打越 さく良さんの講演を通じて、「デートDV」について考えました。
DV被害の手記を元にした朗読劇を全国からの依頼に応じて上演している市民劇団オンリーワンの皆さんに、デートDVを含む朗読劇を演じていただきました。
あるケースは、学校でも評判の優等生の彼。付き合ったとたん、ものすごいメールに即返事しないと怒鳴られる。メールの返事で勉強もできず、「ちょっと距離を置きたい」とメールすると1分間に100本のメールがやってくる。友人がそれは迷惑メールだ、と注意したことに対し、友人の代わりに謝れと要求され、拒否したところ携帯電話を奪われ壊される、というデートDVの被害など。
このように実際の被害者女性の様々な体験談を声として聞くことで、その深刻さをより感じることができました。
講演終了後には、劇団の皆さんと参加者との間で活発な意見交換の時間もありました。
若い世代に向けてデートDVについて伝える本「レンアイ基本のキ~好きになったらなんでもOK?」の著者である、弁護士 打越さく良さんから、この本を書くに至った経緯や、デートDVに関する現状、法的な対応方法や相談された場合の対応など、デートDVに関する様々なお話がありました。
また、日本の高校生は自尊心が日米中韓の高校生の中で最も低いという統計がある事、自尊心が低いと「支配や執着」と「愛情」を取り違えやすくなることや、恋愛は「ニコイチ」より「ちょっと寂しい」くらいが安全な距離感であることなど、「ハッピーでない恋愛」であるデートDVを通じ、お互いがハッピーとなる恋愛関係とはどういうものかについて話がありました。
With You さいたまでは、DVをはじめとした様々な暴力をなくそうという国際的なキャンペーンのシンボルである「パープルリボン」を広く県民の皆さんに作成してもらい、それをタペストリーという形にする「パープルリボンキャンペーン」を展開しています。
今年度については9月~翌年2月にかけ県内22市町をタペストリーが県内を巡回する計画ですが、この日に合わせて、すでに県内11か所を回ったタペストリーがWith You さいたまに到着し、会場に飾られました。
県内各所の皆さんの協力でたくさんのパープルリボンに埋まったタペストリーは、当日、会場の皆さんの作ったパープルリボンを載せ、DV防止フォーラム終了後、次の巡回先のふじみ野市に旅立ちました。
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