トップページ > 教育委員会トップ > 広報・広聴 > 広報 > 教職員向け広報紙「県教委だより」 > 県教委だより第728号(令和4年5月20日発行)
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掲載日:2022年12月6日
埼玉県教育委員会では、「埼玉県教育振興基本計画」(第3期計画期間:令和元年度~令和5年度)を実現するため、各年度における重点的な取組を「埼玉県教育行政重点施策」として策定しています。
令和4年度の重点施策は、10の「重点項目」と、それに関係する29の「主な取組」で構成されています。
令和4年度埼玉県教育行政重点施策
ここでは、29の「主な取組」から二つの取組を紹介します。
一つ目の、重点項目1③「『主体的・対話的で深い学び』の視点からの授業改善の推進」では、小・中学校等における「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた研修プログラム」等の活用や、高等学校における協調学習の実践及び教員同士が学び合うネットワークの構築により、授業改善を進めます。
お互いの考えを伝え合う生徒たち(左:中学校、右:高等学校)
二つ目の、重点項目9①「地域の資源を活用した学びの充実など地域と連携・協働した教育の推進」では、「越境×探究!未来共創プロジェクト」を実施します。この事業では、子供たちがより良い社会と幸福な人生の作り手となる力を育むため、学校以外の地域(企業、NPO、市町村、地域人材など)の力を活用した実社会からの学びを充実するとともに、学校の力を地域で生かす取組を推進します。
また、誰一人取り残さないというSDGsの基本理念を踏まえ、全ての児童生徒がその意欲や能力に応じた力を発揮できるよう、重点項目2③「LGBTQ等、性の多様性を尊重した教育の推進」や、重点項目4⑤「学校におけるヤングケアラーへの支援」等を、令和4年度の重点施策に位置付けています。
県教育委員会では、これらの取組を進めることで、本県教育の振興・充実を図ってまいりますので、教職員の皆様も計画の実現に向けて力を結集してくださるよう、お願いいたします。
なお、重点施策や第3期埼玉県教育振興基本計画は、「埼玉県教育行政重点施策」のページに掲載していますので、ぜひ御覧ください。
【問合せ】教育政策課 政策担当(電話:048-830-6990)
遠藤克弥委員の任期満了に伴い、新委員として、首藤敏元氏が令和4年4月1日付けで就任しました。任期は令和8年3月31日までの4年間です。
首藤氏は、宮崎大学教育学部を卒業後 、埼玉大学教育学部教授、埼玉県社会教育委員会議委員、埼玉県子どもの権利擁護委員会委員、埼玉大学附属中学校長等を歴任されました。
現在は、埼玉大学教育学部講師や埼玉県家庭教育振興協議会副会長を務められており 、これまでの経験や知識を生かし、教育の発展に貢献されております。
職名 |
氏名 |
現在の職業 |
委員の任期の始期 |
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教育長 |
髙田 直芳(たかだ なおよし) |
県教育長 |
令和2年6月19日から (再任) |
委員(教育長職務代理者) | 石川 美津夫(いしかわ みつお) | 会社員 | 平成30年10月18日から |
委員 | 戸所 邦弘(とどころ くにひろ) | 会社役員 | 令和2年12月27日から |
委員 | 坂東 由紀(ばんどう ゆき) | 医師 | 令和3年7月11日から |
委員 | 小林 あゆみ(こばやし あゆみ) | 合同会社代表 | 令和3年12月26日から |
委員 | 首藤 敏元(しゅとう としもと) | 大学講師 | 令和4年4月1日から |
※ 戸所邦弘委員の氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字があるため、第1・第2水準の漢字で表記しているものがあります。(邦)
埼玉県美術展覧会(通称:県展)は、今年で第70回を迎えます。 |
会場埼玉県立近代美術館 開催期間令和4年6月1日(水曜日)~6月23日(木曜日) 入場料無料
詳しくは県文化資源課「埼玉県美術展覧会(県展)」のページをご覧ください。 |
【問合せ】文化資源課 総務・芸術文化推進担当(電話:048-830-6925)
高等学校の新学習指導要領では、保健の指導内容の一つとして精神疾患が取り上げられることになり、「ギャンブル、ゲーム等行動嗜癖」を含めた「依存症」についても危険性を指導することになりました。
久喜図書館では、依存症に関するさまざまな情報を提供しています。
令和4年3月に、依存症専門医として長年治療に携わってきた成瀬暢也(なるせ のぶや)氏(埼玉県立精神医療センター 副病院長)を招き、講演会「イチから学ぶ『依存症』 ~正しい理解と支援のために~」を開催しました。
講演では、「依存症は生きづらさを抱えた人の孤独な自己治療」「強制や懲罰では依存症は治せない。回復のためには人への信頼感を育むことが必要」「便利で快適な生活が当たり前になるほど人のストレス耐性は弱くなり、依存症的な問題が増えていく」など、長年患者の心に寄り添って治療法を模索してこられた講師ならではの、目からウロコのお話が伺えました。
講演後には県内自助グループ・支援団体からもお話いただき、さらに図書館からは関連図書や相談機関、専門医療機関などをご紹介しました。
「世界一やさしい依存症入門 やめられないのは誰かのせい?」(松本俊彦著 河出書房新社 2021.8 14歳の世渡り術) 最前線で治療にあたる精神科医が、依存症に興味を持つ中学生をイメージして書いたもの。 身近な例えを使って科学的なしくみを説明しています。 |
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「スマホゲーム依存症」(樋口進著 内外出版社 2018.1) インターネット依存について豊富な治療経験を持つ専門医が、抜け出す方法をわかりやすく解説。 |
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「ボクのことわすれちゃったの?お父さんはアルコール依存症」(プルスアルハ著 ゆまに書房 2014.6 家族のこころの病気を子どもに伝える絵本4) 親が依存症である子どもたちに、「あなたのせいじゃないよ」「ひとりじゃないよ」と語りかけ、依存症を理解してもらうための絵本。保護者や支援者への解説付き。 |
当館2階公開図書室にて5月15日まで、資料展示「依存症を正しく理解するために」を開催しました。終了した現在も、当館ウェブサイト上で、以下を公開しています。
心の病気を含む健康・医療情報探しをサポートします。久喜図書館へご相談ください。
・埼玉県立図書館 健康・医療情報のページ
https://www.lib.pref.saitama.jp/guide/health/index.html
・レファレンスサービス(調査・相談)のご案内 (質問受付フォームあり)https://www.lib.pref.saitama.jp/reference/service/guidance.html
【問合せ】県立久喜図書館 (電話:0480-21-2659)
埼玉県教育委員会では、教職員等消費生活セミナーとして、埼玉県消費生活支援センターと共催し、次のセミナーを開催します。
成年年齢引下げに伴い、より良い生活を送るためには高校生のうちから正しい知識を持ち理解することが必要です。また、学校では学習指導要領に基づき、適切に消費者教育を行うことが求められています。
本セミナーは、最新情報の提供、授業例の実践報告、学習教材の紹介などを企画しています。積極的に参加いただき、授業づくりのヒントを見付けてください。
開催日・時間 |
テーマ・内容 |
会場 |
講師 |
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7月25日 (月曜日) 10:00~16:30 |
<ネット・スマホ> 10:00~12:00 ①サイバー空間の悪意や作為に惑わされないネット との付き合い方 ~将来Society5.0で活躍する子どもたちのために~
13:00~14:45 ②子どものゲーム、うちは大丈夫?
15:15~16:30 ③フリマアプリを安全安心に利用するために |
埼玉会館 7B会議室 |
一般財団法人 草の根サイバーセキュリティ運動全国連絡会 吉岡 良平氏
一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会 横戸 健介氏
株式会社メルカリ 齋藤 良和氏 |
7月26日 (火曜日) 10:00~16:30 |
<悪質商法・金融経済・実践報告>
15:00~16:30 |
埼玉会館 7B会議室 |
立正大学 心理学部教授 西田 公昭氏
公益財団法人生命保険 文化センター生活情報室 斉藤 数弘氏
埼玉県立三郷北高等学校教諭 石田 実里氏 |
7月27日 (水曜日) 10:00~16:30 |
<法・持続可能な社会>
13:00~14:30
15:00~16:30 |
埼玉会館 7B会議室 |
埼玉弁護士会 弁護士
石田 実里氏 アナザーキッチン株式会社代表 朝倉 ユキ氏
一般社団法人エシカル協会 |
7月28日 (木曜日) 10:00~16:30 |
<金融経済・悪質商法・消費者教育>
13:00~14:30
15:00~16:30 |
埼玉会館 7B会議室 |
明治学院大学法学部講師
埼玉県主任消費生活相談員
埼玉りそな銀行 りそなアセットマネジメント |
8月4日 (木曜日) 10:00~16:15 |
<消費者教育・食・環境>
15:00~16:15 |
埼玉県環境科学国際センター 研修室・展示館等 |
埼玉県立蓮田松韻高等学校教諭 池垣 陽子氏
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令和4年5月23日(月曜日)からFAX又は電子メールで受け付けます。(予定)
埼玉県消費生活支援センター 情報・学習支援担当
電話:048-261-0995 ファックス:048-261-0962 E-mail : m4308776@pref.saitama.lg.jp
申込書は、こちら(別ウィンドウで開きます)からダウンロードしてください。
全講座無料です。
1コマから受講講座を選べます。8月4日(木曜日)は、1日を通しての参加のみの受付になります。
※新型コロナウイルスの感染状況によっては、一部の講座について中止またはオンラインにて実施となる場合があります。その際は、メールにて各自に御連絡いたします。
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【問合せ】高校教育指導課 産業教育・キャリア教育担当(電話:048-830-6769)
令和4年4月22日(金曜日)より、スクールカウンセラー及びスクールソーシャルワーカーによるオンライン相談を開始いたしました。
いじめ、不登校などの悩みを抱える生徒や保護者の希望に応じて、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーがオンラインで相談を行うもので、今年度新たに実施するものです。
諸事情により学校に来られないけれども相談をしたい生徒や、相談していることを他の生徒に知られたくないという生徒も中には存在します。こうした状況を踏まえて、従来の対面による相談支援を補完する目的で、オンラインツールZoomを活用した教育相談を実施しております。
県立高等学校、県立特別支援学校高等部の生徒、保護者、教職員
(1)スクールカウンセラー : 週5日(月曜日~金曜日) 10:00~16:50
※月曜日のみ13:00~18:50
(2)スクールソーシャルワーカー : 週2日(火曜日・金曜日) 10:00~16:50
(1)生徒や保護者が学校へ相談の要望を伝える
(2)学校が生徒指導課へ予約
【問合せ】生徒指導課 総務・登校支援・中退防止担当(電話:048-830-6906)
埼玉県教育委員会では、教科書の発行に関する臨時措置法第5条に基づき、令和4年度における教科書展示会を下記のとおり開催します。この展示会は、教職員の教科書研究のほか、県民の方々に教科書に対する理解を深めていただくことを目的として行うものです。
6月1日(水曜日)から
※開催日時は会場によって異なります。また、会場が変更になることもあります。詳しくは、義務教育指導課のウェブページ(5月中旬更新予定)で御確認ください。
【小・中・高・特別支援学校用教科書の展示】
(1)県立総合教育センター | (2)さいたま市立中央図書館 | (3)川越市立教育センター |
【小・中・高等学校用教科書の展示】
(4)さいたま市立教育研究所 | (5)さいたま市立大宮小学校 | (6)飯能市立飯能第一小学校 |
(7)秩父市歴史文化伝承館 | (8)熊谷市立熊谷西小学校 | (9)春日部市立春日部中学校 |
【小・中学校用教科書の展示】
(10)川口市立教育研究所 | (11)草加市立中央図書館 | (12)戸田市立教育センター |
(13)朝霞市コミュニティセンター | (14)志木市総合福祉センター | (15)伊奈町教育センター |
(16)上尾市コミュニティセンター | (17)三芳町役場 | (18)坂戸市立教育センター |
(19)所沢市立教育センター | (20)東松山市立松山第一小学校 | (21)本庄市児玉文化会館(セルディ) |
(22)深谷市立教育研究所 | (23)羽生市立羽生北小学校 | (24)久喜市立上内小学校 |
(25)蓮田市立平野中学校 | (26)越谷市教育センター | (27)三郷市立瑞沼市民センター |
【問合せ】義務教育指導課 教科書担当(電話:048-830-6746)
県教育委員会では、県民の方々に多様な学習機会を提供するため、夏季や冬季の長期休業中に、学校の特色や教員の特技を生かした「県立学校等公開講座」の実施を推進しています。 講座例ものづくり教室、科学教室、外国語講座等 詳しくは、県立学校等公開講座 (別ウィンドウで開きます)をご確認ください。 |
※講座実施にあたっては、参加者のマスク着用、検温の実施等、感染症対策をお願いいたします。また、コロナウイルス感染症の流行状況によっては、中止をお願いする場合があります。あらかじめ御了承ください。
【問合せ】生涯学習推進課 生涯学習・社会教育担当(電話:048-830-6920)
県立歴史と民俗の博物館では、令和4年6月11日(土曜日)から7月18日(月曜日・祝日)まで、「発掘された日本列島2022」を開催します。本展は、文化庁の主催により毎年開催されている展覧会で、本年度は当館を皮切りに全国5施設を巡回します。
展示の中核となるのは、全国各地で日々行われている発掘調査や研究成果の速報展示と、全国の3地域を取り上げた「我がまちが誇る遺跡」です。近年注目された14遺跡の出土資料や、継続的な地域研究によって明らかになった各地域の特徴ある歴史の紹介を通じて、我が国の歴史や文化の価値の多様性を発信します。
また、地域展「埼玉の史跡」では、県内に所在する国指定史跡の中から、埼玉県の特徴的な遺跡である縄文時代の貝塚、埼玉古墳群、戦国時代の城館跡を取り上げます。各遺跡における調査・研究の成果、史跡整備状況の解説を通じて、特色を生かした文化財保護の取り組みを紹介します。
【問合せ】県立歴史と民俗の博物館(電話:048-645-8171)
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