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Q 美田宗亮 議員(自民)
この件については、これまでも県議会にて度々質問させていただいております。この三郷流山線は、埼玉県、千葉県、茨城県を広域的に結ぶ通称都市軸道路の一部をなす都市計画道路であり、本県の東部地域の新たな玄関口として、更なる発展に必要不可欠な道路と考えております。
この三郷流山線については、令和5年11月に、千葉県との県境の三郷流山橋が有料道路として開通し、また、JR武蔵野線との立体交差などを県事業として順次進めていただいており、一日も早い全線開通が期待されているところです。
一方、三郷流山線の西の端は、三郷市を南北に走る県道葛飾吉川松伏線にT字で接続する計画となっております。このため、現在の計画のまま整備をした場合、現状においても慢性的な渋滞が発生しているこの地域の交通状況を更に悪化させる懸念があることから、この計画道路を西へ延伸させ、中川に新たな橋を架けて東埼玉道路までつなげる計画とすることが地元から望まれております。この延伸は、三郷市、吉川市、八潮市、草加市の4市が関係する広域的な事業となるため、県が4市との調整をリードしていくことが望ましいと考えております。
そこで、本路線を東埼玉道路まで延伸することについて、県土整備部長の御所見を伺います。
A 吉澤隆 県土整備部長
都市計画道路三郷流山線の整備につきましては、今後、JR武蔵野線との立体交差工事や高圧線鉄塔の移設などを実施する必要がございます。
また、常磐自動車道との立体交差など、大規模な工事も予定されており、この路線全体の完成までには多額の費用と時間を要する見込みでございます。
そのため、まずは都市計画決定済みの区間の整備を国の補助制度等を最大限、活用をしながら着実に進めていく必要があると考えております。
御質問の、この路線の延伸につきましては、これまでに地元4市との勉強会を県が立ち上げ、延伸に当たっての課題解決に向けた調整を図っているところでございます。
今後とも、都市計画決定済みの区間の進捗状況や周辺の交通状況の変化などを勘案しながら、延伸の具体化に向けて、取り組んでまいりたいと考えております。
再Q 美田宗亮 議員(自民)
今のお話ですと、これまで地元4市と勉強会を開催して調整を図っているということでしたけれども、私は、この計画道路の延伸に対して県がしっかりと、どんどん自分からコミットしていくことが大事だと考えております。
そこで、現在、県として具体的にどのような調整を図っているのかをお伺いしたいと思います。
再A 吉澤隆 県土整備部長
これまでの地元4市との勉強会におきましては、延伸に当たっての課題を整理し、共有してまいったところでございます。
例えばでございますが、三郷流山線の延伸が想定される地域でございますけれども、三郷北部地区土地区画整理事業の進捗により新たな土地利用が図られつつあること、また、中川の右岸側にごみ処理施設などの大規模な公共施設等が立地していることや、延伸ルートなどに関する地元4市の意向に相違がございます。
このような課題に対して、県がまとめ役となって地元4市と意見交換を重ねるなどの調整を図り、課題解決につながるよう引き続き取り組んでまいります。
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