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掲載日:2022年10月19日
Q 渡辺 大 議員(自民)
文科省が2021年10月に発表した調査結果によると、小中学校における不登校の児童生徒数は19万6,127人と過去最多です。前年度から8.2%増加しています。在籍児童生徒に占める不登校児童生徒の割合は2.0%、過去5年間の傾向としても、小学校、中学校ともに不登校児童生徒数及びその割合は増加しています。こうした状況を踏まえ、不登校特例校の設置も視野に、本年度からモデル事業として、不登校生徒支援教室「いっぽ」を戸田翔陽高校内に設置されたことは大変評価しております。
そこで、不登校特例校を設置し、全県的に広げていく考え、計画はあるのか、教育長に伺います。
A 高田直芳 教育長
不登校児童生徒数は、全国の状況と同様、県内公立小・中学校においても、近年増加傾向が続いており、大きな課題であると受け止めております。
県では、不登校特例校を含む多様な教育機会の充実に関する研究を行うためのモデル事業として、戸田翔陽高校内に不登校生徒支援教室「いっぽ」を令和4年5月に開設し、スクールカウンセラーによる教育相談を開始いたしました。
生徒からは、安心していられる場所が欲しい、進学のことが不安だといった相談があったほか、保護者からも不登校の対応について相談が寄せられています。
9月からは学習支援を始め、現在10名の生徒が教室で学んでおります。
高校及び中学校の教員OBをスタッフとして配置し、月曜日から木曜日まで1日3人から4人程度の生徒に対して、一人ひとりに寄り添った支援を行っております。
生徒は、最初は緊張した面持ちであっても、帰宅時には笑顔で帰るなど、教室の活動に満足している様子が見られるようになりました。
今後も、生徒一人ひとりに応じた個別学習や体験活動、高校生等との交流など、不登校児童生徒に対する効果的な教育活動について研究を進め、不登校特例校における特別な教育課程の検討にもつなげていきたいと考えております。
議員お話しの不登校特例校の設置や全県的な拡充については、まずは、この事業を2年間実施し、その成果を検証した上で検討してまいります。
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