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掲載日:2022年3月24日
人材育成・文化・スポーツ振興特別委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されております案件は、「人材育成、教育改革、文化及びスポーツの振興並びに東京2020オリンピック・パラリンピックの開催に関する総合的対策」でありますが、今回は、「文化の振興について」審査を行いました。
審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を受け、その後、質疑を行いました。
以下、主な論議について申し上げます。
まず、「『埼玉WABI SABI大祭典』を5年間実施してきたことで、どのような成果が得られたのか。また、この祭典は今年度で終了するが、来年度以降はどのような取組を考えているのか」との質問に対し、「成果については、県民に対して、地元だけではなく、県内の様々な地域の伝統芸能に触れる機会を提供することができた。また、コロナ禍で地域のお祭りが中止となり、発表の機会がなくなった団体には、発表の機会を提供することができた。来年度以降の取組としては、本県の和文化、伝統芸能の魅力を発信するため、大型商業施設でのイベントやワークショップの開催、伝統芸能団体を支援するための企業等によるサポーター制度の創設など、様々な形で伝統芸能を支える仕組みを作りたいと考えている」との答弁がありました。
次に、「県立博物館における企画展等について、コロナ禍において学生に来館してもらうために、どのような取組を行っているのか」との質問に対し、「密にならない展示スペースの確保や作品の解説時間を短縮するなどの工夫をし、展示や体験事業を行っている。また、博物館の職員が学校に出向いて出前授業を実施するなど、アウトリーチ活動も行っている」との答弁がありました。
次に、本委員会の付託案件について、1年間の審査を踏まえて決定した本委員会としての意見・提言の主なものについて申し上げます。
まず、教育改革について、「確かな学力の育成については、埼玉県学力・学習状況調査の詳細な分析及び先進研究の調査を更に進め、最大の教育効果を目指すこと」。
次に、グローバル人材の育成について、「奨学金が学生の経済的負担を十分に軽くし、留学に当たっての有効なインセンティブとして機能するよう努めること」。
次に、スポーツの振興について、「小学生、中学生及び高校生のアスリートに対し、競技引退後の人生設計も見据えた教育をアスリート育成支援と並行して実施していくこと」。
次に、文化の振興について、「県立博物館施設における企画展等の開催については、コロナ禍においても学生がしっかりと企画展を見られるような努力や工夫をすること」などであります。
以上、審査経過の概要について申し上げましたが、「東京2020オリンピック・パラリンピックの開催に関する総合的対策」につきましては、今回をもって審査を打ち切ることとし、また、「人材育成、教育改革並びに文化及びスポーツの振興に関する総合的対策」につきましては、今後とも引き続き審査する必要がありますので、閉会中の継続審査事項として御決定くださいますようお願い申し上げまして、本委員会の報告を終わります。
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