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ページ番号:205903

掲載日:2024年10月17日

令和3年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(浅野目義英議員)

硫黄島の御遺骨を入間基地で知事が出迎えることについて

Q   浅野目義英 議員(無所属)

平成28年6月定例会で、私は、当時の上田知事にこのように問い掛けました。
「硫黄島で収容された御遺骨についてです。やっとたどり着いた望郷の祖国日本の地で最初に踏まれるのが、入間市・狭山市にまたがる航空自衛隊入間基地であることを御存じでしょうか。1年間かけて収容された御遺骨が、年度末にまとめて現地からここ埼玉県にお帰りになるのです。つまり、戦後の長き時間を経てようやく御帰国され、お迎えする地は埼玉県であるということです。入間基地から千鳥ヶ淵墓苑へと向かわれます。埼玉県内の道路を南下されるのです。望郷の祖国は、どのように映っているのかと思われます。帰還地の首長として、このことを無視していいはずはなく、知事から思いを述べてほしいと思います。」
知事答弁は、次のようなものでした。
「私も浅野目議員からお聞きするまで、そのことを全く知りませんでした。不明を恥じるというか、申し訳なく思います。最初に日本の地を踏まれる場所が埼玉であります。私個人として今の思いは、入間基地に到着するときに御遺骨をお迎えできるような場面に立ち会いたいという思いを持っております。県としても、硫黄島の英霊に哀悼の意をしっかりとお伝えしていきたいと考えております。」
質問です。
この上田前知事答弁を受けて、平成29年から、立会いと供花、花を手向けることですね、供花を実施していると聞いていました。しかし、調べてみると、この5年間、実際には知事自身の立会いのための訪問はありません。福祉部長などが知事に代わり出迎えているようです。答弁に反して、知事は立ち会っていないのです。是非、近いタイミングで、防衛大臣政務官に就任されていたこともある大野知事自身に御遺骨を出迎えに行ってもらいたいし、行くべきだと思っています。いかがでしょうか、大野知事から答弁ください。

A   大野元裕   知事

先の大戦において激戦地であった硫黄島では約21,900人が亡くなられており、いまだ約半数の御遺骨が愛する故郷へ帰ることを待ちわびております。
故郷から遠く離れた灼熱の地において亡くなられた方々の無念はいかばかりであったかと哀惜の念を禁じえません。
私たちが享受しているこの平和と繁栄は、これらの先人の尊い犠牲の上に築かれたものであることを決して忘れてはならないと考えております。
私は戦没者への哀悼の意を表するため、昨年11月には、沖縄県にある本県出身の南方地域戦没者をまつる埼玉の塔の追悼式に参列をし、御霊の御冥福を祈ってまいりました。
また、御指摘のありました入間基地でのお出迎えについては、是非、立ち会いたいと考えておりましたが、昨年度は議会の開会中でございましたので、かないませんでした。
国に伺ったところ、入間基地への御遺骨の帰還は令和2年度までは年1回でございましたが、本年度から年4回になるとのことであります。
可能な限り日程を調整して、心を込めてお迎えさせていただきたいと思います。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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