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掲載日:2024年8月26日
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特定非営利活動法人くまがやおもちゃ病院(以下、くまがやおもちゃ病院)は、壊れてしまったおもちゃを治す活動を行っています。今回は、8月10日(土曜日)に実施された「太陽光で動くロボット教室」を取材させていただきました。
令和元年6月、NPO法人子育てネットくまがやから「おもちゃを治してほしい」という依頼を受け、2名の日本おもちゃ病院協会登録のおもちゃドクターにより任意団体として活動を開始しました。
令和6年1月29日にNPO法人化し、現在は月に3回、イオン熊谷店とニットーモールでおもちゃ病院を開院しています。
くまがやおもちゃ病院には14名のおもちゃドクターが活躍しており、活動開始から現在まで2000件以上のおもちゃを治しています。
本事業は、令和6年度埼玉県NPO活動促進助成事業※に採択されています。
子ども達に「ものづくり」や「実験」を体験してもらい、将来理系で活躍する人材を育成すること、特に「理系女子」を増やしていきたいという思いから、今回初めて実施されました。
対象は小学生とその保護者で、15組30名の親子が参加しました。募集からたった1日で満員となったそうです。
※NPO活動促進助成事業とは?
共助社会づくり課が所管しており、SDGsの視点を持ち、NPO法人ならではの特性を活かして埼玉県内で実施する活動に対し助成するものです。NPO活動の持続的な発展を図るために県民や企業等の団体からの寄付金を積み立てている「埼玉県NPO基金」を財源としています。
まず、副理事長の新井さんから、太陽エネルギーについての講話と実験が行われました。
新井さんは発電方法の種類や太陽光発電の仕組みについて説明した後、太陽光パネルを用いて「部屋の照明で発電できるのか?」「どのくらいの電気が発生するのか?」をデモンストレーションしました。
子ども達のテーブルにも小さな太陽光パネルが配布され、測定器を使って電圧を図ったり、電子オルゴールを鳴らしたりと実験を楽しんでいました。
続いて、メーカーで設計技師をしながらおもちゃドクターとして活躍する内田さんから、太陽光発電で動くバッタ型ロボットの組立てについてレクチャーが行われました。
子ども達は、使い慣れないニッパーに悪戦苦闘しつつも、保護者やおもちゃ病院のスタッフのサポートを受けながら工作に取り組みました。
最後に、完成したロボットを実際に動かす実験が行われました。
ロボットの背面に光を当てると動く仕組みになっており、子どもたちはそれぞれが作ったロボットが歩き始めると「動いた!」と大喜びでした。子どもも大人も一緒になってロボットを動かしていました。
新井さんは、「小学校での学びには限界があるため、子どもたちを楽しませて、びっくりさせるような実験やものづくりを体験させたいという思いがあり、今回の事業を考えた。100人のうち1人でも将来科学分野で活躍してもらえれば嬉しい。」と仰っていました。
くまがやおもちゃ病院では、今冬に同様のロボット工作教室を実施予定です。実施時期や申込方法はホームページなどでお知らせするとのことですので、ご興味のある方は是非参加されてみてはいかがでしょうか?
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